日本海側では大雪のようですが大阪は寒いけれど晴れています。

今朝、銀行に寄ったら、ATMは比較的すいているのに、両替機の前にずらーっと行列でした。(1台しかない)
お年玉用の新札両替のためでしょう。もういくつ寝ると〜♪ 

大阪の空はこんな感じです。

本日のお題。
ここのところネットで目にしたのが、年賀状終い(じまい)という言葉。

墓終いがあるから、年賀状もこのように呼んでいるのですね。
終活の意味もあるのかと。

高齢で年賀状を出すのが負担になり、平成も最後でキリがよいという思われる方もあるようです。

私は老前整理で人間関係を整理するために、年賀状を利用して考えることを勧めています。

その中での年賀状じまいを拙著より紹介します。

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「年賀状は本年かぎり」にする

「歳を重ねるにつれて、年賀状を出すのが面倒になってきた。どうすればいいだろうか」というご相談もよくお受けします。

 あるセミナーに参加していただいた80代男性の方は、毎年300枚の年賀状を出しているとおっしゃっていました。高齢になってからもその枚数の年賀状を出し続けていけるとは、さすがに思えませんよね。

年賀状を整理する方法は2つです。

1つは「年賀状を出さない」ことです。簡単ですね。でも、これが無理なくできるのならば、最初から悩むことはないでしょう。

そんな失礼なことはできないというのが普通です。

もう1つは「今年かぎりで新年のご挨拶は遠慮させていただきます」とはっきり書くことです。

 以前、私が働いていた有料老人ホームに末期がんの方がいらっしゃいました。来年は自分が年賀状を書けなくなるだろうから、もらう一方ではつらいからと、「年賀状は本年かぎりにさせていただきます」と一筆したためて年賀状を送りました。もちろん病状については一切触れていません。

 こうしたときには、体調でも崩しているのかと心配して連絡をくださる人がいるかもしれません。理由は書かずとも察してくださる人もいるでしょう。ありがたい思いやりには、感謝とともに本音をお話になってみてはいかがでしょう。もしかしたら、同じように年賀状の形式的なご挨拶を負担に感じているかもしれません。

 定年などで退職すると、少なくとも仕事関係の年賀状は減ります。さびしいと思う人、スッキリしたと思う人、人それぞれでしょう。

 まず考えていただきたいのは、毎年あちらから届くからとなんとなく出している年賀状です。二度と会うことがないかもしれない人、顔すら思い出せない人に、今までの惰性で年賀状を出していないでしょうか。

 退職して時間ができたときに、そういう人と会う機会を作ってみてはいかがでしょうか。働いているときはお互いに忙しくて、なかなか会えないという友人もいることでしょう。

 大切なのは今までではなく、これから相手とどういう関係を築きたいかということです。どうつながりを保てばよいのかを考えながら、年賀状の整理を進めていきましょう。

 『老前整理のセオリー』NHK出版新書より 2015年

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良い機会ですので、年賀状を通して、これからの人間関係を考えていただきたいのです。