期 日 2023年10月14日 
参加者:森川、山本、西川、宮原、西村(昭)、安藤、伊藤(千)、目黒、川本、藤田、西村(ア)、梶原、湯浅、山縣(梨)、山縣(志)、山縣(真)、野上、福井先生と子供さん2名
 
雨の予報があったものの秋晴れの行楽日和に、いつものバスに乗り込んでいざ出発! 目的地の西谷に近づくにつれて車窓からは秋の恵みが広がります。うっとり眺めていたら、恒例の枝豆の集金袋が回って来ました。今日はお土産付きの活動です。 到着した自然の家では、「山の恵みを堪能しよう」のイベントに参加する子どもたちの姿がみられました。
我々も三々五々到着した車組のメンバーと合流して、作業道具を乗せた一輪車とともに湿原に向かいました。色づき始めた木々を愛でながら到着すると、暑い夏を乗り越えた清々しい湿原の景色が出迎えてくれました。いつものように体操の後、本日の活動予定を共有して保全活動が始まりました。
 まず植生調査組は、リンドウ、ツルリンドウ、ヤマラッキョウ、ウメバチソウ、ヌマガヤの5種類をそれぞれ2,3人の組になって去年の地図を頼りに湿原の内外に散っていきました。 
湿原内では、今が旬のウメバチソウに会えるのを楽しみに去年咲いていた場所に行ってみると、花の姿が見当たりません。もしや消えてしまった?と複数の目で探してようやくハート形の葉を確認できたものの白い可憐な姿を見ることができず、残念でした。 福井先生によると、湿地を好むとはいえ、今のじゅくじゅくの環境は苦手らしく、湿原周辺部の少し湿り気があるところを好むとの事。そういえばウメバチソウが群生している近くの丸山湿原では水が少ないとぼやいていました。
それにしても長年今の過酷な環境で生き延びてきた小さな可憐な花に心動かされました。

草刈り組は、湿地に繁茂している背の高いコマツカサススキやハンノキ等を刈り込み、運び出しました。
調査を終えたばかりのヌマガヤもせっせと刈り込むと湿原内が明るくすっきりしました。
よく見るとヤマラッキョウの他にホザキノミミカキグサやサワヒヨドリ、キセルアゼミ等のピンクの花が目を引きました。

昼食の後のミーティングでは、ホタルの幼虫放流会の打ち合わせの後、来月の共催イベント「秋のしぜん探検〜しつげんとクラフト〜」の最終打ち合わせを宝塚自然保護協会の会長さんや西谷里山ラボさんを交えて話し合いました。

作業中に軽トラックいっぱいに詰め込まれた葉付き枝豆が到着しました。 
今年は異常気象の影響で生育が遅れたため、生産者さんのご厚意により予め注文した株数より多めの枝豆が届きました。 荷台から降ろされた大量の枝豆を、注文した人数ごとに株を数えて地面に並べる作業を買って出てくださったY さんたちのお陰で、各自混乱なく容易に枝豆の鞘を取り外して袋に詰めました。
早くできた人は手伝ったり、取り終わった枝葉を集積場に運んだりとTENの連携プレーはここでも健在です。
皆笑顔で枝豆の袋を抱えてバスや車に乗り込みました。

今日も盛りだくさんの活動を無事に終えることができました。
参加された皆様お疲れさまでした。(小宮記)