せんだい・市民の森を創る会 会報No.8より

【1月20日 定例会 なめこの植菌作業とほだ木整理】
昨年伐採したほだ木にしいたけ植菌をしましたが、今年はなめこにも挑戦。植菌作業と原木整理が今年初めての作業となりました。
寒い中、植菌した重いほだ木を「運んでは、並べて」の作業でよい汗かきました。秋の収穫がたのしみです。収穫できれば、シャンデリア広場でみんなを呼んで収穫祭をやりたいですね。

【2月17日 冬の伐採選木マーキング】
この時期に選木し、間伐するのが山の流儀。2月定例会での作業は白テープでマーキング。選定木が多すぎ、白テープがなくなり、終了。後日、ワーキング日に続きの作業をして準備完了。マキーング状況を百年の杜推進課に立ち合いをして確認した後、樹木を伐採予定です。

【2月19日上杉山通小学校での「緑の化学実験」】
子供たちは、びっくり。「光が当たると二酸化炭素が減って、暗くすると二酸化炭素が増える!」会員の伊藤道子さんと長谷川さんが5年生の子供たちに「緑の化学実験」を披露。数字で見える、二酸化炭素と酸素の変化に子供たちは、興味津々の様子でした。

●植物の力
以前読んだ本の中に、“植物と話がしたい”(神津善行著)という本があった。葉っぱに電極センサーを取り付けて、微弱電流を計測し、植物の発する信号を探ろうというものだった。それによると、植物は確かにある種の信号を発していて、様々なストレスに敏感に反応しているらしい。先日の朝日新聞にも同様の記事があった。葉っぱを食い荒らす虫等に対し、植物同士で会話しているらしい。また、害虫に対してはその天敵となる虫をおびき寄せ対抗しているという。植物同士信号を発することはわかったが、どうやって受信しているのかわからないという記事であった。両方とも興味深く読ませていただいた。中国には音楽を聞かせると動き出す植物があるそうだ。不思議なことである。
しかし何よりも素晴らしいのは、植物には二酸化炭素を吸収して酸素を発生する能力があるということだろう。今の科学の力をもってしても、あの薄っぺらな“葉っぱ工場”のメカニズムを真似することはできない。それが簡単にできれば、地球温暖化の問題などとっくに解決しているだろう。まさに億単位で生き抜いてきた植物の「ちから」である。人間を含めた全ての動物は、植物によって「生かされている」ことを肝に銘じなければならない。地球にとって、人間は居なくても持続するが植物なしでは、繁栄も持続もないことを我々は自覚し行動すべきであろう。そんな思いで次世代に美しい自然を託せるように日々努力している次第である。 (角田 記)

●道中庵の竹林、綺麗になりました
【枝払いした竹を大きさごとに仕分け 後で使いましょう】
道中庵のいぐねには、まだまだ手を入れなければならない竹が存在する。時間をかけて丁寧に作業したいですね。
まずは、水路敷きに置いた竹の整理。竹棒と払った枝に分別。雑然としていたいぐねはきれいに整理されました

●泉区中央市民センター「市民が創る魅力ある事業」に応募し採択されました。
【魅力ある事業審査会での会長説明】
「森杜塾」が、今年度事業実施に結びつきました。

通 常 活 動 日
●第1 土曜日 役員会
●第2、第4火曜日 ワーキング日
●第3日曜日 定例会

【3月の予定】
3月7日 「百年の杜フォーラム」
・午後1時 エルパーク仙台 スタジオホール
3月11日 ワーキング日
・午前 9時 フイールドワーク
3月16日 定例会
・午前 9時 葛岡管理事務所2階和室集合打合せ
・午後 フイールドワーク(森の間伐・伐採木整理運搬)
3月25日 ワーキング日
・午前 9時 フイールドワーク

【4月の予定】
4月8日 ワーキング日
・午前 9時 フイールドワーク
4月20日 定例会・・・平成20年度 総 会
・午前 9時 葛岡管理事務所2階和室集合打合せ
・午後 フイールドワーク(広場周辺柵境界杭打ち)
4月22日 ワーキング日
・午前 9時 フイールドワーク
4月26日 仙台市 新緑祭
・午前 9時 仙台市市民広場集合

発行日:2008年3月
発 行:せんだい・市民の森を創る会
連絡先:事務局 〒989-0866
 仙台市青葉区川内三十人町53-53
担当 上原 啓五
編集部:上原啓五、佐藤宏、鈴木誠