3・11鎮魂竹宵の集い 後記

我孫子から陸前高田に旅した小石

⇒ 大岩に抱かれた小石2つ
あびこショッピングプラザでの「3・11鎮魂竹宵の集い」の翌日、我孫子市消防団の有志が陸前高田を訪問した。発つ前に竹宵実行委員会に所属する脇坂敦子女史が、2つの小石を飯田団長にそっと預けた。久能山東照宮に参詣のあと三保の松原に立ち寄り持ち帰っていた小石には、鎮魂の祈りとして女史の手で、般若心経が記されていた。40年以上書道を続けて来られただけあって、達筆である。
「これは、素晴らしい贈り物となるので、戸羽太市長に届けましょう」と団長が言われたが彼女は、「それでは大袈裟になるので、ひっそりと海辺に返す形で、私の祈りを大自然に受け止めてもらえれば幸甚です」と答えられた。そこで消防団一行は、一本松に続く海辺に立ち寄り、そこにあった岩において、小石の記念撮影とも言うべきものを行った。

素晴らしい字だったので、思わず手を合わせたそうです。

小石には般若心教が書かれているそうです。
わたくしには読めませんが・・・・・・・・・^_^;

そうして脇坂さんの言葉に従い、我孫子市消防職員が一つ、谷沢消防団員が一つ、別々の場所から海にそっと小石を沈めた。

⇒ 託された小石を、職員がそっと手から滑らせているところです。

まだまだ復興には時間がかかりそうだが、脇坂女史の祈りもきっとその一助となるでしょう。

⇒ 津波で壊れた水門です。

浜崎慶子 記