山下亮輔(近畿大学 法学部在籍)は、大学の講義に向かうために乗った電車で、その事故に巻き込まれました。彼はその日、1両目に乗車していました。

事故後18時間車内に閉じ込められ、救出されてからも10日間意識が戻らず生死の境をさまよった彼は、厳しい入院生活を余儀なくされただけではなく、両足切断の危機にも見舞われましたが、家族の支えや入院先の医師・看護士との出会いを通してそれらの苦難を乗り切り、足に付ける装具と杖を使って歩けるまでに回復しました。

彼は、自分が辛かった時に支えとなってくれた、たくさんの人々への感謝の気持ちや、苦難を乗り越えた経験が、誰かの支えになることは出来ないだろうか…と考え、

『もし、困難に直面した時、立ち止まって後ろを向いてしまうのではなく、前向きな気持ちを持って歩んで欲しい。不安や悩みがあるなら、そばにいる人へ勇気をもって相談して欲しい。』

という思いを、様々な場所で少しでも多くの人に伝えていこうとしています。

私たちは、大学のゼミで彼と知り合い、改めて事故の大きさや悲惨さを知りました。
そして、山下亮輔本人だけではなく、彼がその思いを伝えるための手段の1つである「講演会活動」も支援していこうと団体を立ち上げました。

このブログは、そんな私たちの活動を、このページをご覧になって下さる皆様にお伝えできたらという想いで綴らせていただきます。

以後、お見知りおきをお願い致します(%晴れ%)