JR福知山線脱線事故

それは2005年4月25日、午前9時18分頃の話でした。

JR西日本福知山線の尼崎駅から塚口駅の間にあるカーブで、電車がレールから脱線し、線路の隣にあったマンションに激突したのです。
原因は、電車がカーブにさしかかった際に、運転士がブレーキをかけるのが遅れてしまい、制限速度(法律で決められている速度の限界)を大幅に超えてしまったからだと言われています。

この事故で107名(乗客106名と運転士)の尊い命が失われ、562名もの人が重軽傷を負いました。

脱線した車両のうち、1・2両目は、線路の隣にあったマンション1階の駐車場や柱にぶつかり、もとの電車の形がわからない程に崩れるほどの大きな衝撃を受けたのです。