研究会が我孫子北近隣センターで開催されました。北近隣センターの調理室は、開館して間もないので設備が新しく、素晴らしい環境ですが、ここがパンづくりに適しているのは、調理室の設備として、大型の発酵器が備えられていることです。このような公共の施設で調理室にこのような大型の発酵器がある会場は、ほかには知りません。うらやましい限りです。
この研究会には、私のほか、仙さん、そして、久々に千葉市のOKさんが駆けつけ、参加しました。特に、OKさんは、パン機器のメーカーに在籍し、語学が堪能で海外のパン事情にも詳しい方ですので、日頃の例会にはないような論争もあったりで、研究会は盛り上がりました。
この日のテーマは、田舎パン、焼きカレーパン、あんパン、アップルパイ、メロンパイ、仲種を用いた食パン、トップクーヘンなど、多岐にわたっていました。写真は、餡にくるんだ栗の甘露煮をパイ生地で栗の形に成形したものです。和菓子のような出来映えになりました。

代表を交えて研究会が行われると、改めて、手順など日頃何気なくやっていることでも、初心に返るべき事項が多いと感じました。
特に、勉強になったのは、トップクーヘンで、ニーダーのビターを使用した生地の立ち上げ方、比重の確認の必要性などです。これを忠実に行うことで、生地に織り込んだレーズンなどドライフルーツが底に沈むことなくまんべんなく散らばります。また、食べたときの口溶けの良さもありました。