自己発見法(セルフ・カウンセリング)〜子どもと向き合うとき〜

目の前の子どもとどうしたら、心を通わせる事ができるんだろう。
学ぶ楽しさをもっと子ども達に知って欲しい!
目の前の出来事への心のひっかかりに子ども達が
自分で気付き、自分で理解することが出来た時、
たくさんの意欲が子どもの心の中に芽生えます。
子どもの自己発見を見守り続けるための方法がやさしく書かれています。

「自己発見学習法 」
〜やる気を引き出し 学ぶ意欲を高める〜

まえがき 
−私の願い−

第1章 学習意欲とセルフ・カウンセリング

・子どもの意欲が失われて来ている お母さんの自己発見運動
・子どもたちに手ほどきしてみよう ほんとうの意欲とは
・子どものための自己発見学習法への招き

第2章 国語の学習に自己発見法を生かす
〜何に対しても無気力だった息子が、やる気を取り戻した〜

第1節 国語の学習に自己発見学習法を生かす
1 社会教育主事としてセルフ・カウンセリングをお母さんたちに手ほどきする

・お母さんが変わると、子どもが変わる
・セルフ・カウンセリングとは わかっているけど、できない
・子どもとお母さんが一緒に育つ
・不満の奥にある気持ちに気づいて— 鈴木さんの体験例 —

2 研修担当として、若い先生たちにセルフ・カウンセリングを手ほどきする

・子どもとの思いの食い違いを実感として認識できて良かった
・先生が悪い、親が悪い、子どもが悪いじゃあ、らちがあかない
・先生の顔が、晴れ晴れしてきた 子どもの思いが見えてきた

3 父親として、わが子にセルフ・カウンセリングを手ほどきする
 <いったい息子は何を考えているんだろう>
 
・いったいこの子は何を考えているんだろう
・とにかく、思ったことを表現することから始めよう
・息子は自分の気持ちを細やかに表現するようになっていった
・息子が自分から取り組んでいる!

4 親戚の子を集めて、セルフ・カウンセリングによる勉強会を始める
 
・「人の気持ちがわかるようになってきた」って、ほんとかな?
・息子の記述—お母さん、何してんだ!
・息子が自分の感情の動きを見事につかんでいる!
・息子に自分自身をより深く理解してほしい
・そうか! これが、ほんとうの意欲なんだな
・自分と相手の間に自他境界線が引けるようになってきた
・相手に対する欲求の裏に隠されている自分自身に対する欲求まで
・読み取ろうとする気持ちが出てきた
・お母さん、ぼくは自分なりに、がんばっただよ!

5 セルフ・カウンセリングの方法国語学習の中に取り入れる
 <国語の読み取り、いつも100点!>
 
・2回目:文のなかの言葉に注意して考えてみると、
・こんなに洞察結果が変わるんだ
・3回目:ぼくは、自分の見た事を読者にアピールしたかったんだと思う
・国語の読み取り、いつも100点!
・学習をとおして、さらに自分自身を見つめていってほしい

第2節 生徒の反省文づくりに自己発見学習法を生かす
 
・レポート いじめないで! 私の不安が消えた
・レポートでサッカー部の顧問との話し合い
・事例を振り返って 留年の危機に陥った幸子さん
・まわりくどい言い方、やめて! 先生の思いが見えた
・それほど、先生は私の態度が嫌だったんだ!
・先生が私に求めていたもの——責任の自覚 —— 
・みんなの中にいる自分が見えた 15枚の反省文

第3章 コミュニケーション能力を育てるために自己発見学習法を生かす

第1節 ピア・カウンセラーの学習会
<ピア・カウンセラー養成のプログラム 学習会の様子>
・学習会でのピア・カウンセラーたちのさまざまな記述
・学習会を終えたピア・カウンセラーたちの声
 
<相談場面の振り返り>
〜ピア・カウンセラー日記から〜
・シカトされているんだ! —大山えりさんの場合
・好きな先輩とつき合っている人がいた!

<ピア・カウンセラーの相談活動の紹介>
・遠藤さんの相談活動—マイナス思考で面接していたんだ!
・中山さんの相談活動 田中さんの相談活動

第2節 先生・親たちの自己発見学習法
<四小の校長先生の夢—セルフ・カウンセリングを導入したい—>
 
・セルフ・カウンセリングの研修会
・古河四小の試み
・山田さんのセルフ・カウンセリング体験
・相談活動から
・先生方へのコメント

<職員の学習会>
 ・いやな生徒と向き合うために
 ・セルフ・カウンセリング後の感想

<お母さんカウンセラー>
 〜地域との連携〜
 ・塚原さんの体験記
 ・田中さんの手紙
 ・祐介くんとのセルフ・カウンセリング
 ・カウンセラーとして

あとがき
−自己発見学校がめざすもの−

渡辺 康麿【著】

(セルフ・カウンセリング公式HP紹介文より)
子どもたちの学力低下が叫ばれています。
問題は授業時間数や指導内容の量ではなく、
「やる気」や「学習意欲」なのではないでしょうか?
この方法を学習に取り入れると、
自分で自分のつまづきを発見し
乗り越えていくことができるようになります。

子どもへの対応で、うまくいかないとき、
あなたの「思い込み」を取り除くことで子どもと関係がうまくいく。
その方法をやさしく説明。 (%王冠%)

☆こちらのセルフ・カウンセリング学会公式HPで本の注文が出来ます(^^)/

http://www.self-c.net