西日本豪雨災害 活動報告(第25報)

9月21日(金)〜22日(土)の日程で、岡山県真備町に行ってきました。今回は大阪大学の稲場研と渥美研も一緒の活動をしました。21日(金)は新倉敷駅に9時過ぎに集合し、レンタカーを借りてまず倉敷市災害ボランティアセンター本部に行きました。午前中は「オレンジボランティア」という福祉的な活動に参加させていただくことになりました。オレンジボランティアとは、被災された方々の認知症の予防を目的として行われている活動です。午前中は、他のボランティア5名と一緒に、くらしき健康福祉プラザ内の避難所にて活動させていただきました。避難されている方々に、災害直後のことや避難所での生活の様子など、色々とお話を聞かせていただきました。避難所の担当者からは、10月にイベントを開催したいので、お手伝いしていただけないかとの相談などもありました。

午後からは、避難所となっている公民館へ移動し、午前中と同じくオレンジボランティアとして活動を行いました。9月末にお祭りを開催されるということで、壁新聞の作業のお手伝いをさせていただいたり、避難されている方々とおしゃべりなどもさせていただきました。活動終了後は、災害ボランティアセンター本部に寄って、全員で活動のふりかえりを行いました。このオレンジボランティアをスタートされた片山医師によると、相手の方がお話をされる時は、そのお話に耳を傾けてもらい、もし相手の方がお話をされない場合でも、ただその方の傍に居てもらうだけでも意味がある、ということです。ボランティアによってはどのように接したらいいか対応に困る場合もあるようですが、今後の活動において我々にとってもとても学ばせていただく機会となりました。そして、夜に稲場先生と渥美先生と倉敷駅前のホテルで合流しました。

翌22日(土)午前中は、市場やまび総合公園などの仮設団地を訪問しました。入居が始まっている仮設もありますが、まだ鍵渡しが済んでいない仮設団地もありました。すべての仮設団地には、皆さんが集まれる集会所(談話室)はありましたが、広さはまちまちで、トイレや流し台などは部屋内にはありますが、外に水道などは併設されていませんでした。今後仮設団地の集会所などで、住民の皆さんが楽しめる何か交流イベントを実施できないかと思います。昼からは、岡田小学校を訪問し、大阪大学の志水研のメンバーに合流させていただき、校庭に張ってある駐車場のロープを取り外す作業のお手伝いをさせていただきました。この日は気温が高く、思ったより大変ハードな作業でした。今回は駆け足の2日間となりましたが、引き続き被災者に寄り添った活動を継続していきたいと思います。