西日本豪雨災害 活動報告(第12報)

7月25日(水)、西宮市社会福祉協議会と共同で、岡山県真備町へ向けてボランティアバスを運行しました。参加者はスタッフを含め総勢50名。
西宮市総合福祉センターを朝7時に出発し、西宮北インターから中国自動車道に乗り、途中から山陽自動車道経由で、玉島インターで高速を下車し、10時に倉敷市災害ボランティアセンター本部(職業能力開発大学校)に到着。受付を済ませ、篠山からのボランティアさんと合流し、一行はサテライト岡田(岡田公民館)を目指しました。
10時50分にサテライト岡田に到着。サテライト岡田では、倉敷市社協スタッフから活動場所の説明を受け、その場で9グループ(1グループ4〜5名)に班分けを行い、徒歩で行けるグループは徒歩で、車で移動が必要なグループは地元の方(民生委員や地区社協担当者)に送っていただき、11時20分頃から活動を開始しました。(地元の民生委員や地区社協担当者の皆様には大変お世話になりました。)
活動させていただいた真備町の岡田地区は、サテライト場所の確保のため、先週末(21日あたり)から岡田公民館の泥だしや片付け作業をされ、25日から「サテライト岡田」としてボランティアの受入を開始されたとのことでした。

活動内容は、家財道具や畳の搬出、泥だしや土壁をはがす作業などで、20分活動しては10分休憩という感じでした。猛烈な暑さだったので、14時には活動を終了し、15時にサテライト岡田(岡田公民館)を出発し、19時に西宮に到着しました。
サテライト岡田の倉敷市社協スタッフにうかがったところ、「岡田地区ではこの日(25日)から初めてボランティアが入った。昨日の時点でも約100軒の依頼が入っているが、圧倒的にボランティアが不足している。まだボランティアが入れていない地区もある。」とのことでした。
2週間以上も経過しているにも関わらず、まだまったく手つかずのお宅を目の当たりにしました。また、自宅の中はまだ水に濡れた状態、そして、この暑さなので悪臭も漂っていました。専門家ではないので詳しいことはわかりませんが、感染症などのことも気になるところです。(被災された方々の疲労度は相当なものだと思います。)我々のボランティアさんの中には、熱中症の症状が出た方もいて、すぐにワゴン車で迎えに行き、涼しいバスの中で休息していただくといった場面もありました。

岡田地区は、全体が浸水の被害を受けています。水道は24日から回復されたようですが、電気はまだ停電しており、クーラーや扇風機さえも使用できない状態で、サテライト岡田の岡田公民館の中も、相当暑い状態でした。このような暑さの続く毎日の中で被災された方々の、肉体的、精神的な疲労は想像を超えるものだと思われます。
NVNADとしては、微力ながら、西宮市社会福祉協議会をはじめ、他組織とも連携しながら、被災地の支援活動を継続していきたいと思います。引き続きご支援ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、今回のボランティアバスを運行するにあたり、ボランティアの受付をはじめ、資機材や飲み物などの準備や当日の運営などで、大変世話になりました西宮市社会福祉協議会の皆様に感謝申し上げます。