子どもへのまなざし〜子どもの「ありのまま」を受けとめる子育て〜

児童精神科医の佐々木正美先生を招き、子育てをセミナーを2日間にわたって開催しました。(主催は、日本子どもNPOセンター。NIREは開催にあたって、さまざまな協力をしました)

2日間で、のべ60名ほどの参加者があり、たいへん有意義なセミナーとなりました。以下、佐々木先生のお話で、印象に残ったメモを紹介します。

「障害は治るものではないのだから、治す発想で対応してはならない。」
「車の運転で言えば、ハンドル操作やアクセルはあくまで本人にやらせる。まわりは後ろから押してあげるくらいがいい。先に引っ張っていくような支援ではダメ。」
「思春期とは、”なりたいもの”と、”できること”とのギャップに悩む時期です。」
「すぐれた教育者は、良いところを伸ばしてくれる。悪い教育者は、悪いところばかり指摘する。」
「できの悪い子ほどかわいい。(疎開先の村人から聞いた言葉)」
「今の子どもたちにとって、”保護者”が”教育者”になってしまったことは不幸である。」

などなど、子育てや教育の支援のあり方について、まさに「原点」というべきことを学ぶことができました。

来年は7月に行う予定です。