キャロットタワーの夕景に映える二人の若きロシア人女性が

(%晴れ%)(%月%)

明日は天気が良くないようです。
先週の日曜(4/6)は晴れていて、東京・三軒茶屋の夕日は、いつか見たサイパンの夕日のようでした。
世田谷線沿線の233ギャラリーで行われていた若林マップ展を見た後、帰る方向の三茶方向を見れば、人参色のキャロットタワーが夕日に映えていました。

キャロットタワー24階の展望室は、広く市民に開放されており、「お気に入り」に登録されている。登ると、まだ日は沈んでいないようで、いつもより多くの人がいる。
西を向いた大きな窓枠の一つ、金髪の赤い服を着た若い女性が二人、デジカメで日本の夕日映像を保存しているようである。聞こえてくる二人の会話は、英語ではない。ロシア語のようだ。
「こんにちわ」と言いかけたが、写真を撮って欲しそうでもあり、
「ピクチャー?」と声をかけた。

二人ともコチラよりいいカメラを使っており、ただの旅行者ではない。
聞けば、モデルで、三軒茶屋に棲んでで三ヶ月になると言う。言葉からロシア人かと思い、簡単に
「ルシアン? Where are you from ?」、
すると聞いたこともない地名が、わーと出てきた。モスコー、ウクライナ、ウラジオストックなどの地名が出てくれば良かったのだが、そんなに甘くはない。
故郷のお母さんや友人に、「元気でやっているから。日本の夕日の写真送るね」と、あとでメール添付で送るのかもしれない。
(ロシアなど旧ソ連地域はそんなに簡単には送れない?)

この夕暮れの写真を見て、家族や友人はどう思うのだろう。
「遠い、極東の日本に行くと言って、3ヶ月。へー、こっちと全然違う風景ね」
「あたしゃ、そんなところには住めないね」とお母さん、
「へー、面白そうな街ね。今度遊びに行くから! フジヤマ見てみたいわ」と友達。

返信を想像してみた。
そんな夕暮れであった。