東京国際映画祭での「My夢Dream」Hi-Vision特別上映会

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台風は去って、明日は天気になりそうです。
先週の10/20(土)から始まった東京国際映画祭は、明日のグランプリ発表を前に緊張している人もいるのでしょう。

先日(10/23)、東京紀尾井町の大学・メディア学部から「我的夢 (My Dream)」のHi-Vision特別上映会の招待を受け出席してきました。40分程の作品と聞いていましたが、監督(王鴻海氏)の挨拶や場内との質疑応答まで入れると2時間を越えるものでした。事務局の予想に反して、監督は1時間半くらいの大作に仕上げていたようなのです。

タイトルも画面にあるように「My夢Dream」となっており、日本・米国・中国市場を狙ったものとなっていました。何よりも感動を与えてくれるのは、出演者・中国障害者芸術集団の皆さんのプロ演技であり、その「夢」なのかもしれません。また、北京電影学院や監督本人、オリンピック/パラリンピックを来年に控えた北京市民の夢にも思えてくる作品でした。

黒澤明監督の「夢」と共通した絵画要素(ゴッホの背景)や、映画の最大の特徴の「光と影」や音響。舞台芸術監督もいるからと言え、衣装・美術も素晴らしい。ウエストサイド物語(1961アカデミー作品賞)を彷彿させるシーンもあり、50年前の米国の力がアジア、中国に移るかもしれないと予感させるものでもありました。

北京オリンピックに向け、この映画が全世界に公開・発信されていくのでしょう。