古材文化の会は20周年を迎えました

11月2日に第20回定期総会が行われました。1994年9月に任意団体「古材バンク」が生まれて、満19才になり、ハタチにむけてスタートしました。
節目となる年にはいろいろなことが重なります。会の立ち上げから今まで会長を務めてこられた永井先生が今回の役員改選で理事を辞められます。
一緒にいろんな課題を乗り越えて来られた理事の方々にとっても一段と感慨深い総会となったのではないでしょうか。

そして、この日の総会には、はるばる長野県から降幡廣信さんが参加してくださいました。降幡さんは、今のように古民家は再生し使い続けることができるという考えが広まっていない時代から、「民家再生」を行ってきた建築家です。古材文化の会(当時「古材バンクの会」)の行事に「全国集会」がありますが、「建築家降幡廣信の仕事を訪ねる」再生木造見学会が第1回めでした。1996年6月のことです。
活動を継続し、積み重なるものがあることで、また前へも進めます。先輩達の残したものは何なのかを節目節目で確かめることが大事だと思いました。(吉)