ブラッシュアップ講座で祇園新橋の町並み見学と意見交換

古材文化の会が事務局を担っている京都市文化財マネージャー育成実行委員会の主催するブラッシュアップ講座が11月27日(土)9:30〜16:40まで行われました。
この講座は,京都の歴史的建造物の調査や保存・活用に参加し、貢献して頂く人材の養成を目的としています。2008年の秋から早くも5回目の開催です。

今回は、立命館大学教授の山崎正史先生を講師に「京都の歴史的建造物と景観・まちづくり」のテーマで、午前の講義に引き続き、午後の現地実習として祇園新橋と祇園町南側を散策しながら学びました。
京都市東山区祇園末吉町にある「するがや祇園下里」ではかって御茶屋であった建物を見学させていただきました。温かく迎えて下さった下里家や店の皆さんに感謝です。

最後に、弥栄会館の会議室で、町並みを保全していくためにはどうすればよいのかをテーマに意見交換を行いました。
講師の山崎先生にも正解があるわけでない重い課題についての討論でしたが、時代が変わる中で用途の替わる町家や町のあり方を深く考えさせられたブラッシュアップ講座でした。 

しかし、祇園町南側の飲食街には観光客が大勢来られていました。 (秀)