スキルアップ講座「人と資源が集まる ファンドレイジング企画術」報告

今日はNPOスキルアップ講座「人と資源が集まる ファンドレイジング企画術」でした。

講師はNPO法人チュラキューブの中川悠さんにお越しいただきました。

前半は、チュラキューブの事業のご紹介の後、寄附集めに大切な姿勢や注意点、情報開示・発信の重要性のお話。カタい話になりがちなNPOの資金調達について、笑いを交えながらわかりやすくお話してくださいました(%笑う男%)

休憩をはさんだ後は、
参加者の周りにある資源と、波及効果の高いプロモーションを掛け合わせて、「自分の活動を10000人に知ってもらうアクション」を考えるというグループワークを行いました。
身近にある何気ない場所や人脈が、発想次第でとても可能性のあるプランの種に見えてきます(%ニヤ女%)

後半は、最近注目されている「クラウドファンディング」の疑似体験ワークショップ。
「クラウドファンディング」は、インターネット上で、企画と必要金額を提示し、広く寄附を集める手法です。ただ、実際のクラウドファンディングも、呼びかけさえすれば自動的に集まる訳ではなく、情報の受け手に理解・共感してもらい、「このプロジェクトを応援しよう」と思ってもらわなければなりません(%痛い女%)

そこでこのワークショップでも「寄附を集めて、どんなことにチャレンジしようとしているのか」「自分がやる理由(ストーリー、きっかけ)」「これが現実になると誰にどんないいことがあるのか?」「いくら必要なのか?」「出してくださった方にどんなお礼があるのか?」
といったことを参加者それぞれじっくり考えてシートに書き込みました。
その前のワークショップによって枠が外れて頭が柔らかくなった分だけ、自由な発想で考えることができたようです。

最後はそのシートを壁に貼って見比べた後、ポストイットのお金で寄附体験。どんな呼びかけに一番多く集まったのかを共有しました。

3時間の長丁場も、時間が足りないと思えるほどあっと言う間に過ぎました。ただ、この後の続きは、今回シュミレーションした寄附集めのプランをブラッシュアップして実際に試行してみることだと思います。この講座で生まれたプランや出会いが、NPOをますます元気にするファンドレイジングにつながりますように。
市民活動センターでは、ご相談もお待ちしています!(%笑う女%)

≪参加者アンケートより≫
○私たちの組織にとってとてもタイムリーでした。
○これからどんなふうに活動していくかが少し見えた気がします。
○ワークもあり、計画が半分できた気がします。後の仕上げは家で!!
○わかりやすい表現で理解しやすかった
○具体的にどのように動いたらよいかビジョンが開けました。