笑いを!「江戸小噺」の効果を感じる〜5回目の高齢者施設 訪問で

月1度 ボランティアで伺っている ある施設は、今月で5回目になります。
「江戸小噺広げ鯛」メンバーと 笑いの時を1時間一緒に 持っています。
施設のデーサービスで来る方は 20〜30人くらい。

曜日をずらしているので
いつも 同じ方ではありませんが、それでも
お見かけしている方も 増えています。

5回目の今月は 今までで 1番いい雰囲気ができました。
それは どうしてでしょう?と 振り返ってみました。

〇積み重ねることの有効性
・1時間のプログラムの流れは ほぼ毎回同じ。
 染んできます。
・笑いを運ぶ 私たちとの楽しい時間への期待感があるようです。
・広げ鯛メンバーの楽しい江戸小噺を聞く楽しみ
・自分も一緒に声を出す楽しみ
・皆さんに拍手をしてもらうどきどき体験
・テーブルの方同士で わいわい江戸小噺かるた遊びをする楽しみ
・笑い声が たくさん聞こえて 楽しい雰囲気に自分がいること
 自分もたくさん 笑えること
・施設職員さんも 背中を押してくれたり、一席聞ける楽しみ
・何よりも 私達と利用者さんの関係性が だんだん築けていくので
 親しくお話もできるように なっていきます。

・先月には、腕組みをして固い表情だった男性が 帰りは笑顔に!
 また隅のソファーで寝ていて 参加しなかった女性が、みなさんの笑い声に
 惹かれて 自分で起き上がって、歩いてきて かるた取りに参加!
 嬉しいです。

〇職員さんの協力があります。

・毎回の会場準備
・ちょっとお願いしたことが きっかけで
 高座に座っていただきました。
 知っている人が 一席・・・利用者さんに好評です。
・職員Sさんは 私たちが一席 話す時 めくりの代わりに
 半紙に一人ひとりの高座名を書いて
 壁に貼ってくださいました。

〇おまけの・・・アフロヘアーの色の効果も!
 笑い広げ鯛のみどり家団子さんは、みどりのアフロヘアー毎回かぶって
登場します。
どうして?と言うと、それを被ると いつもの自分じゃない団子さんになれるそう。
なるほど〜と思いました。

団子さんの声かけで 他のメンバーも 色違いのアフロを被ってみたら
メンバーが、高齢者の皆さんの周りを囲んで立つと
カラフルな色が 鮮やかに広がって見えて 部屋に明るい照明をつけたよう。
皆さんからは
「あら〜きれいね。 私は〇色がいいわ。」「あなた、緑が似合うわね〜。」
など 楽しそうに 色までも楽しんでいただいて
会話が広がっていました。
思わぬ効果 発見!
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特に今月は、皆さんが最初から耳を傾けて、
待ってくださっている 聞こうとしている雰囲気がありました。
最初に、番茶さん そしてあやめさんと団子さんと続きました。
気軽に声もかけていただいて、「あら、緑が似合うわね〜」とか
挨拶の言葉に返事が戻ってきたり。
そこがライブの良さですね。

高座名でいつも自己紹介するのですが、一分線香の進行は、古ねこさんに。
テンポが会場のみなさんに合わせて、会話もしながら進みます。
横からみていても 気持ちよく 皆さんに寄り添っている感じ。
古ねこさん 実は、自分のぼけ防止にやっているといいますが
77歳喜寿なんだそう。
ボランティアもしながら とってもお元気に笑いを広げます。

最後に1人ずつ好きな一分線香を 高齢者の皆さん お一人ずつ話してもらうと、
だんだん声が出てきました。
お茶を飲んで、「足の速い男とお盆と正月」の掛け合いをする頃には、
声が大きいな〜と感じるほど。皆さんが楽しんでいるのがわかりました。

今日は、大学生ボランティアさんがいたので、かるた取りは 読み手をお願いしました。 職員のお二人にも 高座に出ていただいて、拍手喝采!
お二人も のっています。
後半の江戸小噺は、私と古ねこさんで終わりました。

回数を重ねて、一緒に楽しみに やること1つ1つ受け入れる雰囲気に
なってきたようにも 感じました。