こどもを怒らずに見守る21日間の自分との約束〜その1〜

こんにちは。
休日 いかがお過ごしでしたか?

さて、つい感情的になってしまうという 
お母さんの声を ときどき耳にします。

誰でも 始めから上手くできるとは いかずに
しばらく つい怒って言い過ぎたり 関わりすぎたり。
出来ない時も あるものです。 でも 続けていたら・・・何かが違ってきました。

そんなAさんの例です。

「私も怒る気持ちが なくなってきましたし、
怒る機会も ずいぶん 少なくなりました。」
そう嬉しそうに話すのは お孫さんを預っている 若いおばあちゃんAさん。
以前は、
えっ そこまで怒ってしまう? と 思うほど
言わずに いられない人でした。

こんな事がありました。
お孫さんのいつもの兄弟げんかが始まりました。 
妹が兄ちゃんのおもちゃを触ったので それに怒った兄ちゃんは
わざと妹の腕を ドアで挟んだのです。

Aさんは いつもの60%くらいの小さい声で
「そんなにしたら けがするといけないからね〜。」
と兄ちゃんに言い、
妹にも 
「人の物を借りる時には ちゃんと 断りなさいね。」
と諭しました。

いつもは 反抗する兄ちゃんでしたが Aさんの言葉を聞いていて
妹に対しては(今度から そうしろよ)という 表情(だけ)をしました。
Aさんは それに気づきました。
兄さんは そう言ったAさんに 以前のようには 反抗しませんでした。

また、ある時は 学校から帰ってきて さぁ宿だいです。
おじいさんが「音読やろうと。」と誘った一言も 気に入らなくて
急に不機嫌になって わざとふざけて
ふざけた本の内容を ふざけて作って読んで 
読んだ印のカードを 投げつけました。

以前のAさんなら 「そんならもういいよ。・・」と
がんがんに怒る場面でした。
でも、今日のAさんは 違いました。

(そうだ。私 21日間 怒らないって 約束したんだ。)と。

そして Aさんは、兄ちゃんが音読カードを投げつけて (それでどうするんだろう?)
と 黙って様子を 見ていました。

自分でカードを拾って、そこでじだんだ踏んで ばたばた 泣きわめく
Aさんは じっと我慢して 見ています。

兄ちゃんは 何も言わないAさんのひざの上に 音読カードを置いて 
そしてランドセルに入れたのです。

Aさんは 兄ちゃんにこう言いました。
「音読カードを投げつけると思ったら、ランドセルに入れて
ちゃんとしまえたから 安心したよ。
いっぱい 遊んで帰ってきて 遊びに疲れていたんだね〜。」(存在承認です)

でも 宿題は 全部終わってはいませんでした。すると 兄ちゃんは
「あしたの朝するから、朝起こしてね。」
Aさんは 最近韓国ドラマにはまっていたので
「じゃ、指きりしよう。韓国の指きりはね、こうするの・・・」
と楽しく約束しました。

翌日、約束どおり 兄ちゃんは 自分で起きてきて 
「音読するから 来て〜!」
Aさんは びっくりするやら、嬉しいやら。

Aさんは この体験から 感じました。

「私が 威圧的になったり、どなり声をあげたり、怖い表情をすると
兄ちゃんは 必ず 泣き声をあげるんです。
だから 以前は『そんな泣き声をあげると おばあちゃん いやになる。』
なんて言ってました。

でも、私が 21日 怒らない!と思って、そうするのを止めたら、
子ども自身も 冷静になって、 素直になるんだな〜
注意を聞き入れるように なるんだな〜と わかりました。
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あなたは Aさんの体験から 何を感じていますか?

自分との約束。それを守ろうとする気持ち。
Aさんは 自分で決めました。

さらに Aさんの学びは続きます(次回、その2へ)

子どもとの関わり方の中で
親もこどもも お互いに気もちよく 笑顔でいるために
あなたが 自分との約束をしたいことは 何かありますか?