拒む心=求める心への接近 深沢道子 江幡玲子著

ゆれ動く思春期への援助と援助者のあり方を問いかえす!その1
学事出版より

「自分から特に何もしなくても無条件に受け入れられ
庇護し愛してもらえる」というのは赤ん坊だけの特権です
自分の存在そのものを愛してくれる人がいる、ということが
基本的な信頼関係のもっとも深いところにあるとすれば
この時期に親から拒否されることが心身の健康な発達を
どのくらい阻害するか計り知れないものがあります

「するな」はその年頃の子どもたちなら当然誰でもするような遊びなどを
いっさい禁じる親が与えるメッセージです
「危ないから」「まだ小さいのだから」という態度は
一見子どものためを思っているようですが
実は親自身の不安や罪悪感の裏返しが少なくなく
子どもに対する怒りの反動のこともあります
自分の子どもに「何ができるのか」「何を身に付けさせるべきなのか」を
把握せず「危ない、危ない」を連発することは
子どもの自発性の芽をつみとるだけでなく、判断力を養う機会を奪ってしまいます
子どもはいつになっても自信が持てずエネルギーの発散の場もありません
「親の言いつけを何でもハイときくよい子」がある日突然親に反抗したりするのは
こうした抑えつけられたエネルギーの爆発であるということもできます

・・・・・・・・赤ん坊の頃から自己肯定感がはぐくまれるのですね・・・・・・

<黄梅の花はあまり見ませんね>