危機感をマヒさせないために。

311から、どんどん月日が流れていきます。桜は散り、東京では梅雨の気配かと思えば、台風2号の到来。5月に台風なんて、気候変動を実感する毎日です。

地球が大変なのは、それだけではありません。フクシマから、いまだ漏れ続けている放射能は、日本列島のみならず、世界中の、いえ、地球上のみなさんに、迷惑をかけ続けています。本当に、私たちは「治し方のわからないもの」を作ってしまったのですね。頭では治せると思っていても、いざってときに治せない。人間って、そんなものです。

非常に重要な報告が、後から小出しに出されたり、放射性物質が漏れ続けているこの状況に対し、私たち人間の反応は、だんだん鈍くなっているようです。むしろ「順応」さえしている!? 人間はそうやって、どんな絶望からも、立ち直ってきたのですね。

でも、今回だけは、慣れてはいけないと思います。いのちにかかわる問題です。つらいですけれど、家族の(もちろん自分も)、社会の、未来のいのちを守るために、引き続き、情報を監視し、声をあげるべきときはあげ、そうありたい社会を自分たちがつくっていきましょう。

いくつかわかりやすいサイトがあったので、おすそわけです。

■原子力緊急事態宣言
http://phnetwork.blogspot.com/
福島原発からの放射能汚染について細かく、日本の大手メディアでは報道されない情報ソースからも解説してくれています。

■放射能について、正しく学ぼう
http://kingo999.web.fc2.com/index.html
かわいい(かつシュールな)イラストが目を引くサイト。日本の政府がいう「安全」が、決して「安全」ではないことをわかりやすく図解しています。

■映画「100,000年後の安全」
http://www.uplink.co.jp/100000/
フィンランドで進行中の放射性廃棄物の処理問題を追ったドキュメンタリー。333世代後(10万年後)の人類に、どうやって「ここを決して開けてはいけない」と伝えるか、「6万年後に氷河期がくるから永遠に見つからない。大丈夫だ」という楽観論まで、現在、日本列島被ばく中なう。の日本からすると、ブラックユーモアにさえ聞こえる。さて、世界の核のごみをどうする、という現実を直視するのにおススメです。