鳴子御殿湯こども旅館

「鳴子御殿湯こども旅館」は8月に宮城県東鳴子温泉で行うアート・プロジェクト「千年湯治」の企画です。
今日はその打ち合わせに東鳴子へ。
地元のお子さんたちへの強力なネットワークを持つPTA会長さんも来る予定だったのですが、風邪でダウンしたということで、「こども旅館」の拠点となる今は使われていない旅館別館を貸してくださる勘七湯さんと綿密な打ち合わせを行い、後日伝えてもらうことにしました。

「こども旅館」は、「とうじ場おしごと体験」と「ヒミツ基地づくりワークショップ」からなる企画です。
おしごと体験は旅館のおかみや主人になって客を接待したり、予約の受付をしたりとけっこう難易度が高いです。一般向けと地元向けの日を分けることにしました。
ヒミツ基地づくりは昨年、一昨年と夏に行ってきた「ごてんゆじゅく」や「アートとうろうワークショップ」の延長上にあるので地元のちびっこたちは「またあのヒトが来るのね」といった感じでおそらくフンイキはわかってるかと思います。
今回は2階だての旅館別館をまるごと使えるということで、かなりおもしろいことになりそうです

ヒミツ基地の一企画として「ごてんゆチャンネル」なる現場生中継をやりたかったのですが、電波が入りにくいエリアなので収録になりそうです。
とりあえず勘七湯さんにインタビューしてみました。あとでアップします
こんな調子でみんなで温泉街の主人やおかみさんにインタビューしていくのを想定しています

ということで7月くらいから毎週通って旅館別館を「基地」に改造していきます。
勘七さんもノリノリで「部屋にテントはりましょう」とか「ダンボールで迷路つくってはどうか」など次々にアイデアがでまくっています。
この調子でPTAのほか、あとは町内会の役員さんにもご説明し、お年寄りのみなさまの老テクも引き出したいと思います。

お風呂に入って帰ります

お湯からあがって、帰り際に勘七湯さんにあいさつすると、まださっきの「こども旅館」のつづきでいろいろおもしろいことを考えつづけていらしたようです。火をつけてしまったようで、しかし本当にありがたいことです。

ということで、今年の宮城・東鳴子の「千年湯治」、このほか、アサダワタルさんの「湯治場セカンドオフィス計画」や大場陽子さんのユニークな音楽企画など、目が離せません。
どうぞこの夏は東鳴子温泉へおこしください。

(門脇篤)