インタビュー 〜否定的な考えが、震災をきっかけに。運命です!(ライフスタイルの転換・NPOで働く)〜

ボランタリーライフ”・・・ってどんな感じ?!
・・・仕事をしながら実践しているヒトから、いつの間にかやりたいことを本業として実践するヒトまで、『ボランタリーライフの魅力、楽しさ、多様性』を探ります。

今回話を伺うのは、会社を辞めて、いまは1年半どっぷりNPOで活動をして楽しく生きていらっしゃる、31歳の小川さん。

■みなさんのご意見も、お待ちしてます!

(以下、(%赤点%):小川 敬史(おがわ たかふみ)さん、(%緑点%):プチ社会貢献スタッフ・はやし)

(%緑点%)自己紹介をお願いします。
(%赤点%)小川 敬史(おがわ たかふみ)。31歳。ディズニーランドの花火が毎日見える所に住んでいます。
システムエンジニアとして7年間勤務して、“1年くらいのんびりしよう “と退職。
悠々自適の毎日・・・のはずが、退職から1年半NPOのお手伝いで忙しい日々を送っています。
好奇心旺盛で飽きっぽい性格です。(多分、大器晩成型)
ギターと料理を作るのが好きです。最近の興味はLOHAS、ヨガ、マクロビオティック、自転車、アウトドア、禅などです。
近々購入したてのマウンテンバイクで面白い人たちにインタビューしながら房総一周ツーリングを考えています。

■写真は、飲み会で笑顔の小川さん。

(%緑点%)なんだか楽しそうですね!ボランティアへの”きっかけ”を教えて下さい。
(%赤点%)言いにくいのですが・・・『実は、ボランティアって偽善だ』と思ってました。
今でもその気持ちが全て払拭されたわけではありません。
でも・・・”誰かの役に立ちたい”と思う気持ち、”実際に役に立っている”事実は、否定できません。

そんな否定的な考えをしていたのに、”なぜボランティアを始めたのか?”というと
・・・偶然というか、運命です。(笑)
退職してすぐに中越で大震災が起こりました。テレビを見るたびにいたたまれなくなり、
”少しでもいいから協力できれば”と『1週間現地でのボランティアに参加』
しました。
そこで出会った、笑顔のステキなおじさんとの思い出が今でも忘れられません。
時々お手紙を送ったり、お電話でお話しをしているんです。

(%緑点%)なるほど〜。”自らの声に従ったら素敵なコトに出会った”感じが運命的ですね。
では今のNPOでの活動を教えてください。
(%赤点%)現在は教育関係のNPOでお手伝いをしながら、新たなプロジェクトを企画しているところです。

(%緑点%)小川さんは、すっかりライフスタイルを変えましたが、良かったコト、楽しいコト、自分の変化、教えてください。
(%赤点%)たくさんのエネルギー(想い)を持っている人たちとの出会いは、会社勤めの時には味わえなかった、
”新鮮さ、ワクワク”を感じました。
『様々な本を読んだり色々な分野の人のお話を聞いて、多くのことを学ぶ』のがとても楽しいです。
・・・これまでの仕事とはまったく違う分野のため、知らないことがたくさんあるので。
そして一番大きな変化は、『私に何が出来るのか?社会のために、何が出来るのか?』を毎日のように考える
ようになったことです。

(%緑点%)自然の流れで、”すごい変化”を体験してるんですね。毎日、どんな風に過ごしてますか?
(%赤点%)2006年4月までは、NPOのフリースクールで週4日、子ども達と一緒に過ごしてきました。
それと毎日ではありませんがホームページの更新や事務的な作業を行っています。
ボランティアの立場ではなく、”スタッフ”として関ってます。

(%緑点%)今後の、やっていきたいこと・夢を教えてください。
(%赤点%)『人も自然も幸せに、経済的にも豊かな社会にしたい』と、大それた事を考えています。(笑)
その一歩として、『大人も子供も一緒になって、どうしたらそんな社会にできるのか?』を考えてもらえるような企画
を模索中です。

(%緑点%)一歩一歩実現に近付いたら、本当に幸せな社会ですね。応援してます。
ちょっとしたプチ社会貢献、思い切ってボランタリーライフ”始める方に、お勧めの点など。
(%赤点%)会社では出会えないような様々な分野の人、しかも面白い人!との出会いが何よりも楽しいです。
その出会いがきっかけで、人生のパートナーや生涯の友達と出会うかもしれません。
そして、”誰かの役に立っている”と実感する時に、会社では味わえないような”心の豊かさ”を感じられると思います。

一方、ボランティアをお願いする”NPOの立場”として、ひとつお願いがあります。
それは、『相手(ボランティアを必要としている人)の気持ちをよく考え、責任を持って行動していただける』こと。
それが出来ると、”とてもお互いにハッピー”になれます。

(%緑点%)”思い遣り”とても大事ですね。最後に、PRありましたら、どうぞ。
(%赤点%)先ほどのやっていきたいことの続きで、VIVAVIVO(ビバビーボ)というチーム名で、
子供たちに「どうしたら人も自然も幸せに生きていけるか?」を考えてもらおうと企画を練っています。
将来的には、大人も一緒になって考えてもらえるようなイベントを企画していきますので、お楽しみに。
 *VIVOはラテン語で楽しく生きるの意味。

■小川さんのホームページ 簡単シンプル、豊かに生きる

(%緑点%)インタビューを終えて・・・
“1年くらいのんびりしよう “のバケーションが、おそらく”ライフワークとの出会い”に繋がった小川さん。
少年のような感受性を持ち、素直に心の赴くまま自然体で、日々、笑顔で豊かに過ごしていらっしゃるのを感じます。今後の小川さんと夢の実現が、楽しみです。