児童館を拠点とした子育てネットワークづくり

「こどもの城」では、WAMの子育て支援基金助成事業として、
「児童館を拠点とした子育てネットワークづくり」に取り組んでいる。
今年のテーマは、児童館を拠点として地域に密着した中学校区くらいの
ネットワークをつくることと、
学習会を通じて市町村レベルのネットワークの土台づくりをすること。
北海道中標津町、東京都江東区、岡山県岡山市、神戸市灘区
佐賀県川副町、新潟県燕市でモデル事業を実施している。

最初に、中標津町のモデル事業についてご紹介したい。
中標津町には、児童館が5館あるが、
それぞれの児童館の園庭に菜園をつくり、野菜などを育てながら
地域のネットワークづくりに取り組んでいる。
菜園の準備には、子どもたちや親が参加し、
苗を植えるときには、町にある農業高校の先生や生徒に協力してもらい
高校生と小学生との交流も図れたようだ。
また、児童館の近隣に住むおじいちゃん、おばあちゃんとの
交流のきっかけになっているようだ。
みんなで育てた野菜は、秋に予定している
「児童館まつり」でみんなで食べるとのこと。
子どもたち、町の人たちの愛情が込められた
野菜の味は、最高に違いない。