ヨーロッパ旅行に出かける息子夫婦から、
連絡はスカイプでするから、登録してほしいと頼まれた。
スカイプを遣えば電話代がかからない上に、
TV電話にもなるから、とのことだった。

スカイプ?登録?TV電話?……

話には聞いていたが、やったことはない。
四苦八苦しながら登録を済ませたが、
日ごろはパソコンの音がうるさくて、
スピーカーもつながずに使っているから、
あわてて、マイク端子つきのスピーカーをつなぐ。

マイク?使ったことはないな。
ただ、何かのときに、
マイクつきのヘッドホンを使っていたのを思い出した。
あれは、何のときだったろう?

そうだ、テープ起こしをなんとか自動で出来ないかと、
やってみたときのものだ。
あんまり目茶な日本語になるんで、あきらめてしまったが……。
(今はもっと進んでいるかもしれないが)
もちろん、こちらの顔を撮るカメラなんてものはない。
そんなに使うもんじゃないから、買うには及ばないだろう。

ウィーンに到着した日、息子からスカイプが入った。
すぐそばにいるように、彼の声が聞こえてくる。
「画像が届かへんよ」。
「このホテル、インターネットの調子が悪くて」と息子。

チューリッヒからのスカイプはうまくいった。
向こうからは、音声と画像が届き、オッ、いけるじゃん!
と喜んだとたん、「音が来ない」とメールが入る。
どうも、パソコンのマイク端子がいかれているよう感じだ。

音声で聞いて、文字入力で返すチャット。
こんなことも出来るんや、とヘンなところにも感心した。

その息子が帰国して、
写真とビデオを合成して編集した旅行記を見せてくれた。
いつの間にか、自在にパソコンを操れるようになっている姿に驚く。
ま、パソコンを使った本の編集では負けないけれど……。
と、いまだに競争意識が衰えていない自分に驚く。

事務所のノートパソコンが壊れて、
新しいノートをDellに注文したら、
スカイプが標準装備されていて、
マイクもカメラもついているとのこと。
そういう時代なんですな。
上手く使いこなして、読者にも勧めてみようか。

(%ニコ男%) にっちの黒一点