忘年会を兼ねた祝賀会

早いものですね、
いつの間にやら、2012年が、
ついそこまで来ています。

にっち倶楽部では、昨日、芦屋モノリス(旧逓信省芦屋別館)で、
忘年会を兼ねたささやかな祝賀会を開催しました。
100歳の橋本武先生をはじめ、
30名近いにっちのサポーターが集ってくださいました。

祝賀会と言うのは、まず、
「スローリーディング教育」の創始者として、
今年大ブレイクした橋本武先生。
先生の授業を紹介した本が3冊も出版されました。

おまけに、年末にはイグノーベル賞日本版「国際2匹目のどじょう賞」の
哲学賞を「銀の匙」の授業の功績によって受賞されました。
賞品は、厳島神社のおしゃもじ。
ただ、絵柄が2匹のどじょうになっている貴重なものだったそうです。

「国際2匹目のどじょう賞」とは聞き慣れませんが、
かのイグノーベル賞の向こうを張って、
広島の国際人記者クラブが主催するもの。
山口大学学長、丸木卓哉氏などが関係しているようです。
もう、6回目になるようですから、
どじょう宰相こと野田首相とは関係なさそうです。

もう一人は、にっちにエッセーを連載くださっている吉岡昭子さん。
弊誌に掲載したエッセー『メール?手紙?』が
文藝春秋社刊の2011年度版ベストエッセー集に選ばれただけではなく、
教科書出版社の編集者の目に留まり、
2014年の高校教科書「国語表現」に掲載されることになったのです。

教科書には写真入で載るとのことで、
適当なのがない、とおっしゃる吉岡さんのために、
にっちのスタッフが写真を撮りました(右の写真ではありません)。

そして3人目は、詩集『塩っ辛街道』で富田砕花賞を受賞された司 茜さん。
わざわざ奈良から出て来てくださいました。

何年か前、湯たんぽの会社「マルカ」を取材した時に、
応対してくださったのがご主人の大倉さん。
ご主人も司さんの影響から詩作されるようになって、
夫婦詩人も珍しいと取材させていただいた縁でした。

テーブルごとに話が盛り上がり、
新たな出会いもたくさん生れたようでした。

今年は年初から世界経済ががたつき、今も、
ユーロ圏がその余波を受け続けています。
一方でアフリカ各地に独裁者を倒す民衆運動が拡がりました。

東日本大震災やフクシマ原発事故や、
世界経済の荒波に曝されて日本はアップアップの感じです。
総じて、暗い1年だった、の印象です。

そんな暗さを吹き飛ばす集まりにしたかったのですが、
いつものように、思いつき開催のきらい。
準備不足で、音楽演奏を組み込めなかったのが残念です。