政経倶楽部連合会 大阪支部の例会事業は、9月11日(木)~13日(土)の二泊三日でしたが、私は前泊して、玉林寺(ぎょくりんじ/真言宗 智山派)の宿坊に一泊してみました。
檀家さんも少なく、長らく住職不在だった佐渡・畑野地区にある、田園風景に囲まれたお寺を、一般社団法人佐渡古文化保存協会(https://www.facebook.com/sadobunka/)がリノベして宿坊にされたそうで、9月11日でちょうどオープン一周年になったそうです。
佐渡古文化保存協会では更に、旧若林邸という国登録有形文化財の古い建物をお宿にすべく、クラウンドファンディング形式で資金を集め、改修工事中とのことでした。
一般社団法人形式で、古き良き建物をリノベしてお宿にしているというやり方が面白いと思い、この度、泊まらせていただきました。
・・・かつて真言宗を信仰する、上杉謙信が佐渡攻めして来た時、佐渡の民衆は改宗させられて、一気に真言宗のお寺が多くなったそうです。
その名残で現在の佐渡も真言宗のお寺が多いそうですが、かつて日蓮が島流しに遭った場所でもあるので、日蓮宗のお寺も多いと観じました。
・・・古き良き場所はとても地場が良く、とても居心地のいい場所でした。
「宿坊」ですので、朝の勤行が6時からあり、参加すれば、その後、茶粥などの朝食を頂けます。
この茶粥文化は越後(新潟県)にはなく、もともと奈良で発祥したものが佐渡に流れ着き、定着したそうです。
佐渡は順徳天皇時代は島流しの場所として、ゴールドラッシュの時代は、金銀を求め、たくさんの人が押し寄せ、江戸時代には、北前船の寄港地として繁栄を極め・・・多くの人達の行き来によって、いろいろなものが佐渡にやって来て、今での文化や習慣として遺っていることに深い感銘を受けました(=人=)☆




