こっちのほうがいいのでは・・・ 12月5日

三木コーチとのミーティングで、お互いによく言うのが、『考える事を考えさせるって難しいよな〜』という事です(%痛い男%) やはりサッカーは個人の考えの元に成り立つ競技だし、練習でやったマニュアルのような形は試合では滅多に起こりません。試合では、予測できないような動きをする相手、チームがあるからです。そんな様々な人、チームがある中で『これだ!』と言える動き、技術、戦術ってなかなか一つにはまとめられません。そういう時にいかに自分で考えて対応出きるか?がいい選手とそうでない選手に別れてしまうと思う。。。

だったらどうすれば???というコーチ陣の課題をずっとみんなに与えながら、また考えています。考える場面を与えているんだけど、単にこなしてしまう子が多い(%ショボ男%) もちろん何も考えないでやっている選手に問題があると思うけど、そういう環境を作ってしまっているコーチ陣も良くないんだな〜と反省しながらの毎日です。それでも、どうすれば考えるだろうか??と考えて毎回やっているコーチ陣は、マイナスにはならないと思っています。良くする為にどうすれば。。。と考えているから子供にとってマイナスになるはずがない。それと同じように子供自身も、『こうやってみよう!』とか発想を出してほしい。昨日みたいな初めての練習をやっているのに、何も工夫をしようとしないのは最初に言った『単にやっているだけ』だし、それでは練習の意味がない。みんなも失敗してもいいから、『こうやったほうがもっと良くなるんじゃないかな?』と自分で考えてほしい。考える一歩はそこから始まると思っています。どんな事でも、『このほうがいいんじゃないかな』という考えが何事にも必要だと思える。その『自分なりの考え』=『個性』でもあると思うし、個性が人数分だけあればアイデアはそれだけ多く出てくる事になる。現在19名のファルコが19個のアイデアを出せば練習は面白くなるはず。19人のうち、今は10名以上は『与えられた事をこなしている』だけです・・・これでは、アイデアを持っている人だけの考えでサッカーをやってしまうから限界が出てくる。

ファルコの生徒は、質問に対する答えでもいつも

『正解を言わないと・・・』って間違いを恐れてしまっている。ここが大きな間違いなのです。間違いって練習でやるものです。失敗をどんどんやっていく事による『発見』が、自分を変えるのです。同じ失敗を続けてやるのは無意味。だけど、一回やった失敗によって『何かに気付き』そこから工夫をした子は必ず失敗が成功へとつながる。練習で失敗を恐れた選手は試合では、もっと大きなプレッシャーの中で失敗を怖がり、ミスをしないように・・・という気持ちが相手に簡単に読まれた動きへとなっていく。

正直だけでは勝てない。。。と最近特に思います。基本は、止めたい、抜きたい、というお互いの気持ちが勝負するものだから、そんな相手の上を行こうと思えば相手の『裏』をかかないといけない。相手の裏をかく、というのは言葉は良くないけど、『騙しあい』になる。言葉として良くないけれど、そういう選手が『いい選手』なのです。普段の生活とは違う。人を騙すのではなく、自分を止めようとする相手を騙すのです。この選手としての割り切り、も必要になってくると思います。コーチだって、コーチやってる時と選手やっている時の性格はだいぶ違うし、当たり前の事だと思っている。

結局、人はサッカーをする、しない関係なく、『考える』事が出来るのが特徴の生き物です。みんなにこの中学3年間で残してやれるものも、限られてきます。ただ、『きっかけ』さえ与えられたら後の伸びはコーチも予測できないぐらいに大きいし、変化は誰にも分かりません。そんな予測不能な『伸びしろ』をいかに作ってやれるか?だと思っています。だからこそ、一回一回の練習の意味を考えてみよう!!そうすれば毎回『発見』があると思う(%笑う男%)

常に、どんな些細な事でもやる前に考えてください!

『こっちのほうがいいかも・・・』と。その自分なりの考えがきっと後になって生きてくるはずだから(%笑う男%)