このチームで培っていくもの・・・4月23日

先日、中区スクールをする為に中区の中央公園に行くと今年島根へ旅立った川口くんのお母さんが仕事に向かう途中に寄ってくださりました(%笑う男%) 島根へ行ってしまって寂しくなったんでしょうね・・・と質問すると、もちろん寂しい気持ちもあります、と。でも、好きな事をやりに行ってるんだしがんばっている姿を入学式の時に見れて良かったですよ(%笑う男%) とおっしゃられました。そして、その後に、洗濯をするのに一回200円かかるという事で、
『もったいないから!』(%痛い男%)
と、自分で手洗いしているという川口くんの話も聞けました(%星%) これには本当にうれしくなりましたね(%笑う男%) 手洗いと言えばファルコの夏の合宿では、全員が『普段の生活では感じられないありがたみを知る』テーマでやっています。川口くんも1年生の時は洗濯も雑で、握力もなく、しぼったつもりのジャージは水がしたたり落ちているぐらい『これで絞ったの???』と思うぐらいまともな洗濯をやっている子ではなかったのです(笑) 学校での生活でも、身の周りの事がなかなか整理出来なくて、最初は先生方によく怒られました。。。『ちゃんと厳しく言ってやってください』(%怒る男%)と。。。

そんな川口くんも2年生になると、生活面でもサッカー面でもチームメイトに刺激を受けて本当に卒業を迎える頃には、先生方から『想像つかんぐらい変わった』と言われるぐらいでした。実際、1年生の頃の川口くんがサッカーで寮生活をするなんて自分もありえないと思っていましたから・・・(笑) そんながんばっている話をつい最近聞けたのがとてもうれしかったです!!今年の高一はコーチが小学生から持ち上がった学年でもあり、その愛着というのはやはり大きかったものです。そこで得たものは大きすぎたと言えるぐらいで、コーチとしての自信や悩み、そういったものの全てを経験させてくれたと思います。そんな彼等は19名ファルコを卒業し、半分の9名が自分の家を出て生活しているのです。これはすごいと思います。中には、自分で自炊もしないといけない状況に飛び込んでいる子もいます。そういう教え子の頑張りが自分をさらにがんばらないと!と刺激してくれるのです。このファルコでは各自で考える力を育てるようにしています。寮生活では必ずある上下関係にも対応出来る人間性も同時に教えたいと思っています。

実際に今の1年生もそうですが、2年生も去年は口の聞き方を知らない子が多い(%痛い男%) 敬語と言われるものですが、サッカーには関係ないでしょう・・・でも、こうやって家を出て寮生活する子は、人のつながりの中で生活するのです。その時に先輩にもかわいがってもらったり、きちんと目をかけてもらうにはそうした自分の態度ってあると思う。コーチだって教える立場でも、聞く気のないような言葉遣いをする子には教える気もなくなるものです。まだそんな子はいないのがこの地域の素直な子供の良さだと思っていますが、さらにそこを伸ばしていこうと思うのです。人間性にこだわってやっているだけに、成果というのは『本人の長い人生』で出てくると思うのです。卒業したら、『はい、終わり』ではなく卒業してもつながりあえる事はもちろん、どこへ行っても恥ずかしくない常識と行動力を持たせる事が自分のテーマだと思っています。その答えは今でも高校でがんばっている一期生や二期生が自分に教えてくれるのです。
『自分達は間違った事を教わっていない』
と。だから、この中学年代で気付かなくても、苦しい思いをさせても絶対に良かった、あの時があったから・・・と言えるように出来ると思っています。それだけ関わっていけてるのがこのファルコです。少ない部員です。だからこそ、一人一人に関われます。関わります!!人数が多くても少なくなっても自分はこの関わりを絶対にやめたりはしません(%怒る男%)

それは、全員が平等に自分の大切な教え子だからです!!!

サッカーがうまい子だけが教え子ではないし、ここに入ってくれた子の全てが自分と関われるチャンスをくれたからです。だからこそ、こちらもサッカーに関しても、生活面に関しても同じ目線で関わっていきます。サッカーのうまい子は何かを免除したり、勉強が出来る子を大目に見たりなどは一切しません!!出来る子には出来る事をもっと要求します。出来ない子にはその子のペースでやれる状況を作ります。時間もかかり、気付く早さにも差は必ずあります!が、それは個性であって同じ一生という人生の中で必要な何かを必ず得てもらえると思います。それだけコーチ陣も含めて関わる気持ちは本気です!このチームしか学べない事は子供もコーチもあります!だからこそ、自信を持って、胸を張って一生懸命やりましょう!!!(%笑う男%)(%王冠%)

改善点のない人間はいない。自分もたくさんの落ち度ある人間だと思います。。。。でも、がんばるという当たり前の事をやれます!それがファルコにも同じ事を言えます。このチームに入って良かった、と思えるのは数年後かも知れませんが、絶対に後悔はさせないようにします!!この誓いは自分自身にプレッシャーを与えるものですが、チームの監督という立場である以上はそうやって自分に責任を感じさせながらがんばりたいと思います。子供の素直さから多くを学び、自分の知識と経験を還元する。このサイクルをこれからもお互いに続けていこう!!一緒になってチームの歴史を作ろう(%笑う男%) 長い3年間かもしれないが、長い人生の中ではたったの3年間です。それでも、その3年間で人生の大きな事を学ぶ機会にしたいと思っている。

あの時の言葉、あの時の経験はこの為だったのか・・・・

と思えるようにしたいと思います(%笑う男%) 今年度も始まりました。新たな生徒と新たな希望と目標を持ってがんばりたいと思います(%笑う男%)