子供が求めているもの。現実の厳しい対応。 2月27日

昨日、中町中からの一本の電話がありました。。。

『ゆおコーチですか?1年竹内くんの担任ですが・・・』と。その話を聞いてビックリしました。いい事があって電話をしてくれる人はいないので、気持ちの覚悟はある程度していましたが話を聞いていると竹内くんが、学校に行っていないという話でした。。。
ビックリしました。ファルコの練習を休んではいなかったので、そこまで知らなかったのと、勉強会の日も休んでいたけどコーチが声を掛けるとすぐに来てくれたのもあったので、そんな休んでいるとは知りませんでした。そこで、コーチはまず本人の気持ちを知りたいと思って、すぐに家のほうへ行きました。ちょうどお父さんと出かけて帰ってきたので、そのまま本人と少し外へ出てゆっくり話を聞かせてもらいました。最近、よくがんばっているお前だから、簡単に休むはずがないのにどうしたんや?と、聞きました。そして、そこにはコーチにしたらとんでもない事実があったのです・・・・・

話を聞いたコーチは、すぐに担任に電話をしました。

『今、学校に来たからすぐに先生も来てください』と。

少し待っている間に、コーチは竹内くんと『夢』の話をしました。。。竹内くんはサッカーが大好きです。それは本人を見ていても分かるのですが、そのサッカーで進路を決めたい気持ちがあるのです。もちろんその目標をコーチは精一杯応援するぞ!と約束しました。本人の気持ちがあればきっと夢は叶うと思っていますから・・・・。そんな話をしながら担任の先生が来るのを待ちました。そして2〜30分待ってから来てくださった先生と、詳しく話をしました。

内容等についてはあまり今は触れる事は出来ませんが、コーチは学校側の対応に、大きな不信感を抱きました(%怒る男%) 現実に学校に行けない生徒がいるのに、
『私達は私達なりに必死にがんばっています!』と言うのです。これには本気で腹が立ちました。がんばっているなんて自分で決めるものですか?『必死』って言葉を出すのは早いと思いました。コーチは以前からこの学校には、多かれ少なかれ、疑問を持ち続けていました。先生方ががんばっている事ぐらい百も承知です。でも、がんばっているからだけで済む問題ではない事が次々と出ているのです。

どうして???と思っていました。それでも自分も3年やってきながら学校へも何度も入っては様子も見てきました。オープンスクールに体育祭などでも必ず顔を出しました。その度に思う事があったのです。

それはどんな事???ですが、今日担任の先生にも話をしましたが、コーチはこのファルコで原則として決め事を守るように促し、守っていなかったら学校からも注意なり、コーチに連絡するように言っています。ところが、学校はそれをしてくれません。コーチに連絡もせずに、自分達できちんと守らせてくれるのか?と聞くとしていないのです。そして事が大きくなってから、『こんな状態なんです』と報告をしてくる・・・そんな大きくなる前に手立てはあっただろう!!!!と本当に思う出来事に何度も遭遇しました。そして今回も、それと同じなんです。事のきっかけがありながら、先生はそれを承知していながら事が流れ行くのをただ待っているような感じでした。。。先生にしたら、
『そんな事はない。私は私なりにやっていた』と反論してでしょうが、現実を見ればおかしいのは一目瞭然です。どうしてこんな話をするのか???学校に対しての文句ではないのです。今、この時代は、学校だけでは対応しきれない問題が山積みなんです。それをサポートしたいからこそ、連携を取って、一人一人の生徒に対応したいからこそ、自分は訪問を繰り返してきました。ところが、学校は自分達だけでどうにかしようとする。それが悪いなんて思わない。だけど、それで修正出来ていないのが現実なんです。子供の声ではなく、自分の想像や自分の立場を守りすぎなんです。こんな事を言えば、また自分は非難に遭うのでしょうが、もう構いません。ハッキリしておかないと、これからの子供も同じような目に遭う恐れがあるのです。自分の教え子ではなくても、そうやって学校では対応出来ない子がどんどん被害にあっていくのです。それを黙って指をくわえて待っていられません。ましてや大事な生徒が今苦しんでいるのだから・・・

僕は、今この竹内くんの為に一緒になって戦います。この一瞬の時期の苦痛が将来の彼の夢に響く事だってあるからです。今回の内容は、学校全体で取り上げるべき問題です。一つのクラスの一部の問題にしようとする事自体がおかしいと思っています。話を終えてから、帰りに竹内くん本人にも、再度確認をしました。
『今日の先生の話聞いてどうやった?』と。
『いつも言ってる事と今日言ってる事が違う』と、子供が不信感を持っていたんです。僕が言わした言葉と思うのか、僕が先生を非難していると思いたいかは、これを読んだ人の自由です。でも、現場で本人との対話によって自分は、小さく事を済ませようとする学校を本気で許せないと思いました。先生に対して、と言いたいのですが学校全体で真剣に取り組むべき問題だからです。

解決していない問題なので自分はまだまだ学校と話をしていこうと思うし、学校側の考えや対応によっては教育委員会にも話をするつもりです。子供一人の問題にどこまで大人が本気で関わってやれるか?それがこの時代を支えていく彼等にしてやれる事ではないのでしょうか?これからの社会を背負っていく彼等に大人は常識を含めて教える義務があるはずです。竹内くんは今、本当に苦しいと思う。こんなの書かれたくないかもしれないけど、一緒に戦おうと昨日話をしたからコーチはみんなにも知ってもらおうと思った。学校だけの責任ではなく、地域全体で本気になる時ではないかと思う。大人が子供に事の善悪を真剣に教えないと、子供は分からないまま、人の心の痛みを知らないまま大人になってしまう・・・それは非常に危険な状態です。何をしたらいけないかは分かっても、相手の心の痛みが分からないようでは人としてはダメだと思うのです。

こんな時代にしたのは我々大人でしょ????

環境を与えたのは大人なんです。今一度、大人が反省をする大きなきっかけがいると思います。自分はやってる、自分はがんばってる。そう思っていても案外、『自分の事だけ』だったりしてません?人の事まで気遣い出来る社会でないと、人が気持ちよく住めないんですよ。自分の事だけしか考えない人だって、いつもどこかで誰かに支えられたり助けられたりしてるんですよ・・・・自分だって誰かの為に、何かをしないといけないでしょう。偉そうに言ってる自分だってまだまだ人の役になんて立っていないかもです。でも、少なくとも子供の為にはいつだって全力で真剣に考えています。未来を創るのは、今の子供なんです。進路や勉強を教え、お金を与えるのも大切でしょうが、もっともっと教えないといけない事ってあると思います。今回の件、早くに竹内くんを見て気付かなかった自分は未熟でした・・・それでも、分かった以上は元気にがんばるまで自分は本気で関わっていくつもりです。今こそ、大人が本気になって立ち上がってほしいと思います。ダメなものはダメ!それが子供に言える大人になりましょう!!それが分かる子供を育てましょう!
これぐらいいだろう・・・と子供が判断するのをやめさせないといけないのです。社会にあるルールを、決まりを、もっと大人が本気になって伝えていきましょう!!本気はきっと子供に伝わります。伝わるまで大人ががんばりましょう!こんな読みにくい記事で申し訳ありませんが、自分はもう一切の妥協はしないと決めましたから。自分を貫き、最後まで自分をやり通すつもりですから。うるさいおせっかいな大人でもいいので、子供との心の関わりをこれからも続けていきたいと思います。