指導の目的とは‥??7月19日!!

昨日は、生徒と長い時間を掛けて話をしました。。。

コーチはこのチームを立ち上げた事を本当に良かったと思う。この中にいるメンバーは全員がコーチにとっては大切な『仲間』であると思っている。指導を始めてからコーチはコーチである以上、責任を持ってみんなを指導しないといけないと思っていました。サッカーの専門的な事もきちんと勉強もしないといけないと思いました。日本サッカー協会が主催するコーチ養成資格も取りました。。。でも、本当に大事なものはサッカーだけではどうにもならない事を昨日は学びました。選手である前に一人の人間である事。コーチである前に一人の人間である事。それを忘れていたように思います。一人の人間と人間が対話する時間はなかなか作るのは難しいものです。サッカーのクラブチームである以上はサッカーを通しての話が当然多くなり、その時の対話は『コーチと選手』なわけです。それが悪いのではなく、きちんと人間同士の時間が必要なのでは?とまたまた子供に教わりました。未熟だから教わるのではなく、どれだけ勉強したり知識を取り入れてもその地域のその子供達の質はそれぞれに違っていたりして、『決まった形』がないのです。だから新しく教えられる事を素直に受け入れていきたいと思う。子供のすごさを昨日は思い知らされました。

指導者(大人)は分かっている事をついつい言いたくなってしまう。でも、言う事ばかりが正しいのではなく、そこで子供にも考えるチャンスを与えないといけないと思った。昨日は3年生の一人一人が自分の意見を言ってくれた。言いにくい事もあっただろうけど、全員が勇気を振り絞って言葉にしてくれた。コーチはその全員の気持ちに感動した。人生の中で感動出来る経験はそんなに多くは起きない。でも、コーチを始めてからの感動した回数は本当に多い。純粋な子供だからこそ胸を打たれる事も多いのだと思う。みんなとの1時間半の話の中で、全てが出しきれたわけではないかもしれない‥でも、少なくとも仲間として、一つになってやっていこうとみんなの意志は定まった(%怒る男%) 一つになった!!寡黙な子も、照れ屋な子も、元気な子も、みんなが真剣に考え、決めた事‥『連帯責任制』をもう一度しよう!!との事。発案はコーチがしたけれど、みんなの意志で賛同してくれた。楽しい事はもちろんの事、苦しい事も一緒に乗り越えよう、と。こんなに指導していてうれしい事はない。味方を本気で想う気持ちはこのチームのみならず、これからの人生で生かせるはず。みんなは本当にすばらしい生徒であると思った。これだけのすばらしい生徒で『いいチーム』を作りたい。

いいチームとは、価値観は人それぞれだけど、やっぱり中にいるメンバー全員が一生の仲間になる事だと思う。進路が別々になっても、またどこかで出会った時に思い出話が出来る、そんな仲間がいるチームでありたい。こんな3年生の一生懸命な姿を1,2年生も見て育ってほしいし、育てていきたい。

指導の目的‥それは自分にとってプロを育てる事ではない。中学からいきなりプロへは難しい。そう強く思う子は高校で夢を追い続けてほしい。コーチは、『子供を見る。』その一言に全てを尽くしたい。一言でも深い意味がある。それをこれからの活動で自分なりに極めていきたいと思います!!

みんながサッカー大好きで卒業出来るようにがんばります!!