_山城げんき村 ご当地グルメ 岩津ネギお好み焼き うまし!

お待たせしました、山城げんき村では、初めてのご当地グルメのご紹介です。

右の画像は、ご存知のお好み焼きです。でもね、ご当地グルメですから、中身の具材が違うのですよ。

どこが違うって?

ごく普通の関西風お好み焼きに見えますか、のっかってるお肉に注目して下さい。

但馬牛ですよ、但馬牛。

今回は牛(ぎゅう)玉の岩津ネギお好み焼きなのです。

あんまり、関西風お好み焼きでも、広島風お好み焼きでも具材に、ネギを入れたりしないようですが。

岩津ネギは日本三大ネギのひとつとして有名で、関東の根深ネギ(白ネギ)と関西の葉ネギ(青ネギ)とのちょうど真中の種類になります。

根元の白ネギの部分から、葉っぱの葉先の青ネギの部分まで全部食べられちゃうのです。

しかも、寒くなって霜や雪が降ってくると、岩津ネギは凍らないように、自分で葉ネギの部分にムチンと呼ばれる、多糖質の滑りのある粘質を蓄えるのです。

これによって岩津ネギは、他の種類のネギと比べて、重量感があり柔らかく、特有の甘味と香りがするのです。

岩津ネギの歴史は、1803年(享和3年)の記録にすでに残されており、江戸時代に生野銀山で働く労働者たちの冬の貴重な栄養源(ビタミン源)として、当時の生野代官所の役人が、京都より九条ネギの種を持ち帰り、まず生野銀山の周辺で栽培してみましたが、生野の冬の寒さと豪雪のため生育が思わしくなく、生野よりも暖かく積雪が少ない岩津で栽培をはじめました。

岩津ネギの祖先の九条ネギには、この岩津の気候も降雪の量もちょうど良かったらしく、栽培の代を重ねるにつれて、トロットして柔らかい甘みをもった、岩津ネギとなったのです。

岩津ネギお好み焼き 材料

( 6枚程度 )

薄力粉 200グラム
だし汁 200cc
(または
市販のお好み焼き粉 200グラム
牛乳 200cc)
たまご 2個
キャベツ 1/2個
岩津ネギ 1本
但馬牛切落し 200グラム
ベニズワイガニ 脚肉2本
(または
市販のカニ風味かまぼこ 2個)
ソース、マヨネーズ、青のり、かつお節 お好みの量で

岩津ネギお好み焼き 調理方法

ボウルに卵を割り入れ、軽く混ぜる。

出汁、薄力粉を混ぜます。(またはお好み焼き粉、牛乳を混ぜます)

キャベツは、5ミリ角程度かそれ以下に刻んでください。

岩津ネギも、5ミリ程度かそれ以下に刻んでください。

ベニズワイガニの脚の肉は、2センチ程度に刻んでください。
(または市販のカニ風味かまぼこについても同様)

ボウルに具材をすべて加えて、均一に混ざるようにする。
(岩津ネギを入れると、山芋や長芋などのとろろを入れなくても、ムチンのおかげで、ふんわりと甘くて柔らかく焼き上がります。)

フライパンや、ホットプレートを熱し、生地を人数分に分けて流して、ふんわりと円になるようにして焼く。

上に牛肉を1人前分量のせる。2.3分経ち、焼き色がついたらひっくり返し、火を少し弱めて3分焼く。

フライパンやホットプレートにふたをして、むらしながら焼きます。

表に返すと、牛肉がカリカリです。

中まで火が通ってたら、ソース、マヨネーズ、かつお節、青のり(紅しょうが)などをお好みでのせて出来上がり。

お熱いうちに、お召し上がりください。

味はうまうまで、まちがいないと思いますから、材料が手に入ったら、
ぜひチャレンジしてみてください。