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NPO法人 認知症予防ネット
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2012/02/14のBlog
(認知症対応型通所介護 グループデイ 副主任生活相談員 介護福祉士 認知症ケア専門員
 松尾奈緒美さんが寄稿して下さいました。)

~~~~~~~~~~~~~~

舞鶴市の大浦地区でスリーA方式認知症予防のお話をしました。

 舞鶴市の大浦地区では地域支援事業の一環で、65歳以上の高齢者に対して、23年11月から24年3月に掛けて、高齢者の体力及び筋力低下を予防すると共に、認知症、鬱、閉じこもりを予防すると言う目的で、「お達者大学」が2週間に一回実施されています。今回自分がスリーAを題材として認知症予防についてお話をさせて頂きました。

 このお話の中で私が一番伝えたいと思っていたことは「優しさのシャワー」です。

なぜなら、福知山市の認知症予防の会でスリーA方式を学んで以来、日々のケアの中で、例え認知症になってもこれまで「解らない・出来ない」と諦めてしまっていた趣味や希望を時間を掛けゆっくり少しずつ思い出されたり、得意とされていたことは体で覚えていらっしゃるのでしょうか、何度も粘り強く繰り返しチャレンジすることで、達成出来た場面に見せて頂いたあの輝くような笑顔に至る過程には「優しさのシャワー」があり、その笑顔こそが「優しさのシャワー」の真髄を物語っているのではないか、と感じずにはいられないからなのです。

そうして今日の皆さんにもゲームの中から「優しさのシャワー」を感じ取って頂けたら、と願っていました。

 ゲームに入って自己紹介を始めた段階では、私も含めて、どこかまだ緊張感があり、約20人の参加者さん達は「認知症」というフレーズには少し抵抗感をもたれているという印象を受け、現在の生活の維持、そして認知症にならないためには、どうしたらいいのかという点に興味を持たれているように感じられました。

 始め、指を使って数えるのは「簡単、簡単」とニンマリされていましたが、右手の親指を一つずらして数えていくと、「あれ?こんな単純なことが意外と出来ない」とみんなで一杯間違えては笑い、「もう一回、もう一回」と何度も繰り返して練習しました。

 ゆっくり聞き手のペースに合わせて、フォローする場面と、褒める場面のタイミングが重要で、ゲームを盛り上げていく鍵になることを感じました。

 グーチョキパー、グッパー体操、でんでん虫、リズム(机と椅子が固定されているので輪にはなれませんでしたが)、とゲームを進めて行くにつれて、だんだん皆さんペースに乗ってこられて、間違えては笑い、成功すれば拍手をして褒め合い、ゲームが終わる頃には皆さんの緊張も解け表情も和やかになられ、周囲の方との会話も増えてきました。

 言葉集めでは“あ”のつくもの、花の名前、とすすみ最後のお節料理の名前の時には、ここは、漁師町やからお節料理も魚を沢山使うんやで、あんたは知らんやろけど、とちょっと得意げで盛り上がって大笑いでした。ちょうど昼食のみそ汁のいい匂いが漂って来たこともあり、「あーお腹空いた」という声も聞こえてきましたので、にこやかな表情に包まれて終了し、皆さんと一緒に昼食を頂きました。


 優しさのシャワーの効果は、指先を使って脳を刺激すると共に、間違えてしまったことも「よーし、やってみよう」と言う気持ちになられ、その背景には、一人が笑えばみんながつられて笑い、和やかになっていく雰囲気の中で、みんなが安堵し、心が交流し始めたのではないか、と感じました。笑いはもちろん、掛ける言葉一つにも心を動かされる時があり、その暖かさの中に優しさのシャワーがあると実感しました。

 一回でスリーAのすばらしさを伝えるには、時間が足りませんでしたがこれから回数を重ねていく毎に優しさのシャワーの効果が少しずつ出てくれば、春先には、皆さんが家業の漁業や農業で、明るく元気に活躍されたり、諦め掛けていたことを、またチャレンジして取り返してみようという気持ちになって頂くきっかけになれば幸いです。

施設職員 松尾奈緒美
2012/02/11のBlog
[ 20:01 ] [ 理解者・ネットワーク ]
「元気いっぱいスリーAひまわり教室」

 スリーAに心を寄せて頂いている皆様、京都の北部にまた一つ新しい教室が生まれました。
福知山のお隣(JRで10分)の綾部市です。

 綾部市のスリーA活動は、これまでにもNPO法人認知症予防ネットを招いて3回の連続講座が開設され、それを聴講された綾部市豊里地区老人クラブ連合会の会長様から、老人クラブで、是非教室をやってみたいから、とご要望があり、高林理事長さんにも一日足を運んで頂き、その後3回に亘って福知山から、老人会の役員さんにゲーム指導に伺ったこともありました。
 ゲームの道具なども全て取り揃えられています。
 「老人クラブが主催する予防教室は、日本で初めてですから頑張って新しい歴史を!!」
と再三お願いし、期待していた2010年まででした。

 今回の綾部市とのご縁は2011年1月28日私達の「脳いきいき元気アップ教室」を綾部市福祉保健部 保健推進課 保健推進担当の保健師さんと管理栄養士さんが見学に来られたことから始まりました。
 「綾部でもやりたい」
 「是非やって下さい。全面的に協力しますよ」
とお約束してからの綾部のすばやかったこと!!
 4月1日には、綾部市からスリーAチャレンジに依頼状が届いて、5月25日に高林実結樹理事長と村岡が参加した 「認知症予防講演会-優しさのシャワーで認知症予防を-」(参加者69名)、が開催され、引き続いて認知症予防教室スタッフ養成講座が始められました。

 養成講座は6月29日、7月11日、26日、8月10日、24日の5回、各2時間30分を村岡の講義と内田智美さんのゲーム指導と言う形で行いました。最終日の8月24日は、教室の運び方やスタッフの役割、茶話会のシミユレーションのためにスリーAチャレンジのメンバー、四方美代子さん、岡田和子さん、村上久子さん、塩見宣子さんにも参加協力して頂きました。
 受講生の方は、綾部市社会福祉協議会で養成されておられる“生活・介護支援サポーター(ゴールドサポーター)”という高齢者の生活をサポートする講座を受講された方のなかからの希望者が22名。良く訓練された方達で、さすがに飲み込みも早く動きもきびきびと頼もしい限りでした。
 教室の名前は「元気いっぱいひまわり教室」、ボランテイアスタッフの会のニックネームは「スリーAひまわりの会」です。養成講座修了後自主的に何度かの自主講座を経て、福知山の教室へも4人ずつ2度見学に来られました。
 24年の1月13日から3月27日までの週一回の12回のシリーズでいよいよスタートです。始めにお約束していたとおり第1回目は内田智美さん2~4回目までを村岡がゲームリーダーとしてお手伝いしました。
 
 お仲間さんは2名の男性を含めて15名。,22名のボランテイアさんは柔らかで自然な優しい物腰と笑顔が素敵。3回に2度程度の参加で、お仲間さんとの人間関係が日増しに濃くなって、教室は日を追って和気藹々となっていくのがよく分かりました。
 毎回、4~5人の綾部市福祉保健部の保健師さん達も参加されて、綾部の「元気いっぱいスリーAひまわり教室」は生まれたばかりの赤ちゃんとは言え、見事な健康優良児ぶり、すくすくと危なげなく育っています。
 担当の保健師さんは教室が終わった後の反省会でもお仲間さん一人一人のご様子を詳細にチェックして、これで良かったか、と反省を促し、目的に添った意見がお互いに遠慮なく交換され、一段ずつ上を目指して仲間意識もよりいっそう緊密になるという厳しくも優しいリーダーぶりです。

 意気軒昂な教室は、今年の豪雪も何のその、雪が降るという天気予報も押しやってお日様を引っ張り出し、同時進行をしている福知山の「脳いきいき元気アップ教室」がその翌日に40センチの積雪のためにお仲間さんが3人も4人も出てこられなくなってお休みされる、と言う悲喜劇が繰り返され、福知山では、「何で-??」と、はてなマークがしきりで悔しがっている有様です。

 現在のところゲームリーダーは3名程度、5回目からの自立した教室を是非見せて頂きたいと楽しみにしています。

 2012/02/06 福知山市認知症予防の会・スリーAチャレンジ 村岡洋子

2012/02/09のBlog
山城ポストサークル2回目の今日2月9日は、向日市の向日町郵便局の二階会議室が会場でした。厳しい寒さの中でしたが、8人が参加されて、総勢11人でした。

どなたも皆スリーAの話を聞くのは初めてということで、目を見開くようにして聞いてくださいました。小人数のため、差し向かいでお話をしているような感じです。
一言づつが深く理解して頂けた感触で、話甲斐がありました。

座談会のように途中で質問や意見を言ってくださる方もおられて、自然に話が流れていきました。
机を移動させて、円陣のように輪に座り直してゲームも体験していただきました。
時間配分は予定通りに進めることが出来たのですが、いつもよりも丁寧にゲームの意味するところを説明したので、その分ゲームの効果についても、お一人ずつがよく理解されたと感じました。

いつも以上に丁寧に説明するとは、たとえば一つのゲームで脳を幾通り働かしているかを、一方的に話すのでなく、参加された方たちと一緒に考えていただく形をとったのです。その場の雰囲気、咄嗟の判断は、ゲームの進行では常に求められるのですが、勉強会の進め方も同じです。
説明を丁寧にするので、時間は少し延びます。それで、ゲーム体験の種目は少なくなります。雰囲気的にはこのような形の勉強会も良いな、と満ち足りた思いで終了しました。これはあながち自己満足ではないと思います。

アンケートを一人残らず熱心に書いておられたのが印象的でした。いつか読ませていただきたいものです。

高林実結樹
2012/02/07のBlog
[ 16:41 ] [ 活動報告 ]
スリーA方式の認知症予防教室を全国にポストの数ほど…、と何年も願い続けて広報活動をしています。

今日は郵便ポストの本拠というべき郵便局からの講演依頼を頂いて行ってきました。「年金友の会山城ポストサークル」2月の学ぶ会です。京都府南部5箇所で順次開催されます。

第1回の宇治郵便局が今日でした。さすがに「年金友の会」らしい年代の方たちばかりでしたが、認知症を深く理解していただけた上に、年齢を忘れて笑っていただくことができました。
...
聞くところによると、全国に郵便局が大小あわせて2万4千軒以上あるそうです。スリーAの教室が全国に2万以上誕生する日はいつでしょう? 

郵政民営化になった今だからこそ私たちの夢「ポストの数ほど認知症予防教室を・・・」が郵便局とジョイントできるといいですねぇ。

高林実結樹
「とんがり山のてっぺんDE」

今日、平成24年2月6日は歩いて通える距離の近場に小人数の教室が、どこにでも出来てほしいと切実に思う日となりました。

新しく教室が開かれるミニカルチャーセンターには「とんがり山のてっぺんDE」というユニークな表札がかかっています。
そこでの認知症予防教室は月1回、第1月曜の10時から11時半まで、地域の方を対象としています。

この教室は、昨秋の11月に終了した「うじ市民活動サポート事業」による宇治市生涯学習センターでのスリーA方式認知症予防ゲームリーダー養成講座の受講生のお一人が思い立たれて始まりました。会場はご自宅の隣に建てられた瀟洒なミニカルチャーセンターです。

第1回目の教室には小雨の中、歩いて来られる距離の、お近くの方達が10人ほど集まってくださいました。中には認知症サポーターのオレンジリングをお持ちの方もおられ、とても関心の高い方達です。

ゲームそれぞれの意義、施設で行われているゲームとよく似ているが、どこが違うのか、なぜ効果があるのか、について私は、どこででも言っていますが、今日は一つずつに丁寧に解説を入れました。それを皆さんがしっかり受けとめてくださったと感じました。
そしてゲームを楽しみ、大いに笑ってくださいました。

なだらかな山のてっぺんに、旗が1本立った…、そんな記念の日でした。

高林実結樹
2012/02/04のBlog
今日は2月4日立春、寒い日でしたが嬉しい一日となりました。

宇治市健康づくりうー茶ん連絡会による「第9回健康づくり<うー茶ん>フェスタ」に初参加して、スリーA方式の認知症予防ゲームを紹介してきたのです。

持ち時間が20分と短い時間でしたが必要最小限の解説を話しますので、ゲームの種目は僅かとなります。ヤムを得ません。一つの輪に席を設定して人数は35人の輪ができました。遅れて参加された方は後方に馬蹄形に二重に座られました。

ゲームその1の中から「1から10」(3種類)と、「グーパー」、「でんでん虫」。
その2からは「お手玉まわし」。これだけしかできませんでしたが、リクエストで、
「お手玉まわしの“替えて”のコツを覚えたい」
との声が出て、丁寧に何度も違う方法をお伝えしました。

こういう場合に私は参加された方たちに必ずいつも、お願いをしています。それは、
「ゲームの目的とコツを覚えて帰ってください。家族でもどこでも皆で楽しんでください」
というのです。
会場でおおいに笑っていただいて、スリーAを理解していただいても、
「ああ楽しかった、よく笑った」
だけで帰られてはモッタイナイと思うからです。今回も、老若男女の参加者皆さんは、私の願いに対して、「そうだな」というように、大きくうなずいて下さいました。それを見届けて嬉しく散会した……という佳い日でした。

高林実結樹
2012/02/02のBlog
『第9回<うー茶ん>フェスタ』が平成24年2月4(土)、うじ安心館で開催されます。

市民の健康増進や生活習慣の見直しのきっかけにと、さまざまな体験コーナーが用意されています。
その一環としてスリーAの認知症予防ゲームも参加します。

直前のお知らせとなりましたが、よろしければ、ご参加ください。

スリーAの認知症予防ゲームは3時から20分の予定(無料)です。

――日 時― 平成24年2月4日(土)12:00~(終了時間はコーナーによって異なります)
――場 所 ― うじ安心館(宇治市役所向かい側・宇治消防署 3F)
――参加費― 無料 ※但し一部有料のコーナー有
――主 催― 宇治市健康づくり<うー茶ん>連絡会
2012/01/16のBlog
[ 20:17 ] [ 理事長から ]
1月9日韓国ソウルのデイケアセンターで行われているスリーAを見学してきました。

韓国にスリーAが渡った経緯は、京畿道の江南大学シルバー産業学部で、高齢者やシルバー産業関連の科目をご担当の佐々木典子(のりこ)先生が、京都発信のウィメンズ アクション ネットワーク(WAN)のサイトの団体報告に載せた拙文を読まれたのがきっかけです。
早速「認知症予防ゲーム(スリーA方式)テキスト」を購入され、「ケア研究会」でゲームの検討・学習を始められました。

佐々木先生は宇治にも訪ねてこられ意気投合し、一昨年の夏休みには「ケア研究会」のメンバー3人を伴って、実際の教室「スズメの学校」(京都市伏見区)で実習をされました。実習に来られたメンバーが、昨年4月から6月まで10回(週1回)実施し、現在は9月から2月まで20回を目標に2期目の実施を担当しておられます。
会場は、佐々木先生の知人で、韓国では認知症研究の第一人者であり、日本で講演もされた李聖姫様が運営されている老人施設「たんぽぽデイケアセンター」です。

写真→たんぽぽデイケアセンター

1月9日
「たんぽぽデイケアセンター」はソウル市松坡区馬川洞にあります。
リーダーさんの雰囲気作りが素晴らしく温かく優しくて、同行者が「これぞスリーAだ」と感動してくれました。同行者の一人はテキストを編集出版してくれた中西豊子さんで、もう一人は教室を実施中の下関の同志・田中さんです。お二人から合格をもらって私はすっかり嬉しくなりました。

→写真は玉入れ

施設でいただいたDVDのジャケットには、「シーツ玉入れ」と「1から10」のゲーム写真が刷り込まれてあり、日本のどの教室とも全く同じ雰囲気で、国情や言語・文化の違いなどは微塵も見えません。

中西さんはこの度のテキストの電子書籍化だけでなく、既知の韓国の「シニア連合」生みの親であるシンヨンジャ様を佐々木先生に紹介してくださいました。
韓国での今後のスリーA推進運動にとっては、大きな力になるに違いありません。
シンヨンジャ様ご自身が認知症の介護家族だったことも今回知りました。これからの発展が期待されます。

また、この日はお昼に江南大学の先生や学生さんたちとの交流会が、夜にはケア研究会の皆さんとの交流会がありました。
交流会では、今後、スリーAの学習を深めて、スリーAの指導者養成や、スリーA実施のための企画書作成などにも取り組みたいという話もでました。
→写真は、教室の写真が張り出されていました

10日・11日はシンヨンジャ様や新たにご紹介頂いた李王家の末裔でおられる李貞根様、スリーA教室に携わっているケア研究会のメンバーなどと更に交流を深めました。
 韓国でお会いした皆さんは実にスリーAに熱い眼差しを向けておられます。それだけでなく、皆さんから親身あふれるおもてなしに預かりました。滞在中3人が口々に、「感動した」と繰り返し言い合いました。温暖だった気温が帰る日には零下8~10度。池の水が底から凍っているような色だと感じましたが、心に深く残る訪問となりました。
四方八方に感謝です。

ウィメンズ アクション ネットワークの名前のとおりに、国境を越えてスリーAは繋がったのです。WANの活動にも大感謝です!

高林実結樹記

写真→みなさんと
2012/01/06のBlog
「認知症予防スリーA方式ゲームテキスト」が2012年1月4日、Appstoreで販売がはじまりました。

これは「認知症予防ゲームテキスト」を電子書籍化したものですが、単に本の紙面を画面に置き換えただけでなく、お年寄り向けに自由に字の大きさが変えられるなど、新時代の本格的な電子書籍(リフロータイプ)です。

またゲームの画面については一画面で大きく表示するなど、福祉の現場で直接ゲームインストラクションとしても使えます。 現状、AppleのiPad iPhoneにのみ対応していますが、Androidにもまもなく対応する予定をしています。

http://itunes.apple.com/jp/app//id490586117?mt=8

一度お試しください。
2011/12/28のBlog
新春1月15日から、地元宇治市内で認知症予防ゲームスリーA増田方式の「リーダー養成青い鳥講座」5回シリーズの第9期を開始します。9期目まで続く講座の発端は次の通りです。

 平成21年2月22日、当法人事務所から歩いて行ける距離の“京都文教大学サテライトキャンパス”を無料で借用出来ることになって、近隣の高齢の方達に月2回程度笑っていただく小さな集りが始まりました。
 会場は10人ほどで充分にゲームができる広さです。仲よしグループの方が楽しみにしてくださり、月2回定期的に実施していましたが、「ゲームのリードが出来るようになりたい」との声で、慣れて覚えていただくだけでなく、リーダー養成講座と二部式になりました。翌年の9月に、たまたま通りかかられた看護師のFさんの注目をうけ、元々の方達が腰痛その他で欠席が増えたこともあって、教室の中身が5回シリーズ養成講座にすっかり様変わりしました。

講座に名前を付けるに際して思い出したのは、戦後にラジオから流れていたヘレンケラー来日歓迎の歌でした。
幸福の 青い鳥 青い小鳥がやってきた 遠い国からやってきた~
覚えている方は後期高齢の方たちだけでしょう。「忘れても幸せ」を願うスリーAゲームの自主講座に“青い鳥”と命名しました。

最初の行きがかりで、出欠自由という形で5回シリーズを実施しています。それで、一人が5回分を順不同で修了するたびに修了証を贈っています。現在、京都府南部各市町から受講生を迎え、自然に広がって、大阪市、岸和田市、八尾市、豊中市、奈良市、生駒市、橿原市、天理市、広島市、福井県鯖江市、岐阜県池田町、千葉市などの遠隔地からも問合せをいただきます。
会場を替えて行うこともあり、2011年12月には8期目が終り、青い鳥講座から58人の修了生を送り出しました。

施設職員の方や、ボランティア活動をしている方たちは、即日レクに使えると言われ、病院デイケアや、病院ボランティア、養護老人ホームや老人マンションでも、スリーAを取り入れて頂いています。
参加者さんのレベル揃えをできない条件の中で、レベルがまちまちで難しいはずの環境でも、それぞれが工夫して出来るかぎり取り組んで、どこでも喜ばれている様子が聞こえてきます。
スリーA増田方式認知症予防ゲームは、まさに幸せをもたらす青い鳥だなと嬉しくなります。

 来年は全国津々浦々に浸透しますように、大きく一歩を踏み出す年となりますように。

高林実結樹

2011/12/12のBlog
[ 21:49 ] [ 認知症予防ネットの目的 ]
Hさんからのメールの返信を書いてみました!

~~~~~~~~~~

Subject: よい方法はなんでしょ?

認知症の問題は(だけではないですが)非常にデリ ケートな問題ですね。
幸いにも知的好奇心おう盛な昭和一桁の父は、
おそら く「認知症予防」の「に」の字で機嫌が悪くなりそう です。
「中年太り」が「メタボリック症候群」と表記され、
防止or改善を声高にうたった栄養補助食品などが宣伝 されたりしているように
オープンに「予防しましょう」なんて言い合えるよう になるといいと思います。

そのために何かできるでしょうか。
今後ともよろしくご指導ください。遅まきながら勉強 したいとおもっています。
 Hより
~~~~~~~~~~

Hさま 

「認知症予防」の「に」の字でご機嫌が悪くなられては困りますよね

私の母が認知症になったと判ったころは、
やはり近所の方々には母の認知症は知られたくなかった思いでしたが、
スリーAの増田先生から認知症は「寂しいことからくる病気」だと教わりました。

脳を働かさなくなる・・・嫌な思い出を無くそう、寂しい、気力が出ない・・・から
記憶の部分から動かなくなり、認知症に陥ってしまうのだと


病気なら隠すことも無い!と思えるようになったのは・・・
いつの頃からか定かではありませんが、
地元で理解してもらうことが大切かなと思い、
町内会活動での毎月一回「ふれあいサロン」に、
押しかけスリーA予防ゲームを担当するようになり、
そこで自然に母のこと、認知症は予防できることを話していました。

取っ付き難い男性が、ニコニコしながらゲームはあるのか?と
ゲームを楽しんでくださったり、奥様から、ゲームが楽しいらしくて、
とても明るくなったと 言ってくださったり、サロン委員の若い方が
全員、輪の中に入ってくださるようになり楽しんで頂いています。
押しかけては行きましたが「押し付け」はしていませんので、
ここがスリーAの素晴らしいことだと感じています。

そしてNPOの機関紙を配り、町内会会長に届けたりしていました。

町内会長から「老人会の会報に認知症予防について寄稿せよ!」

毎月一回の寄稿はちょっと大変ですが、
母の症状を詳しく書き、母へのかかわり方と引き戻しを書いたり、
ゲームのやり方をも書いたり、
母が亡くなった一ケ月以外、18回続いています。

それを読んだある方が
「認知症へのかかわり方をもっとはやく知りたかった、
 福井さんのように母に接していたらと無念でした」

また「無関心な方も多いけれど、読めば心に残るから、ずっと続けて書いてほしい」

母と近所を散歩していると、出会った人から必ず母へ言葉かけがある、
私への労いもある・・・これが社会の優しさのシャワーだと嬉しかったです。

「認知症のこと・予防できることを知らない」

知らせることのみ・・・私たちの使命でしょうか?

認知症にはなりたくない…方々はほとんど全員です!
予防できることは知らない…矛盾していますよね~

物忘れ「スリーA認知症予防ゲーム」でスッキリ!
な~んか こんな合言葉で 社会に認知させたいです!

最晩年の母は、認知症番組を見て
「大変だねぇ~ぼけたら~なりたくないよねぇ~私は大丈夫だよね?」と。

長々と失礼しました!
NPO法人認知症予防ネット
福井惠子
2011/12/10のBlog
2011/12/08記

 2011年12月3日~4日、東京で上記のフォーラムが開催されました。
今年4月9日にスタートした、スリーA 方式・認知症予防ゲームの首都圏での活動の第2回目という位置づけです。

1 先ず高林さんが午後1時から100分を使って認知症予防ゲームを紹介、全員で体験した後意見交換とワークショップの2部構成のフォーラムとする。

2 続いて2日目にゲームを実施する場合のファシリテーターとしての基礎的な技術を学ぶ機会を設ける、それを元にスリーAゲームを参加者が実演してみるという、こちらは3部構成の形ですすめられました。
 今回のフォーラムの主催者「コミュニティケア活動支援センター」事務局長の佐藤修さんと高林さんは2004年のNPO法人設立以前から交流があり、特に2009年12月に行われた湯島コンセプトワークショップでは、佐藤さんの引き合わせで、日本認知症ケア学会の関係者にスリーAを理解して頂けたことがその後の展開につながっています。
 東京・大阪・京都でと何度もスリーAに関して懇談を重ねてこられていました。今年の4月9日には
“スリーA 方式・認知症予防ゲームの首都圏での活動がスタートします”
と銘打って「第1回スリーA 方式・認知症予防ゲームの体験フォーラム」が飯田橋で開催され、さらに5月には湯島でスリーAの体験会と「これからどうするか」の相談会などを経て、コムケアのメンバーを主体とする「スリーA方式認知症予防フォーラムネットワーク」が立ち上がり、実行委員会を作って、今回の第2回が実現しました。

 今回は認知症予防の枠を超えた視点をもちながら、ゲームをしっかりと体験していただき、そこに込められている大きな可能性を実感してもらえるようなフォーラムを開催する、という佐藤さんの意気込みです。

① 12月3日ゲームの体験と講演-------「スリーA 方式・認知症予防」
 高林さんの講演とゲームは、実行委員会の人たちが高林さんがIT公開した講義録を分かり易く整理して作成して下さったテキストを基本として、いつも通りインパクトのある、歯切れのよい、スリーAの真髄を余すことなく伝えようとするものでした。参加して下さった方は案外初めての方、介護に関するお仕事をしておられる方が多いのが特徴でしたが、そのためかとても熱心に吸収するように理解して頂けたと感じられました。A~Hの班に分かれて自己紹介、感想を述べ合ったうえでの各グループからの質問にも実践的で鋭い質問が寄せられ高林さんは一つ一つ丁寧に答えておられました。
 テキストに明記されているようにゲーム自体の遂行を目指すだけでは無く、ゲームを進める上での人と人のやりとり-「優しさのシャワー」によって誰もがいつとはなしに他の人にも優しく関われるようになると言うスリーA精神-------一緒に楽しむだけでなく、気配りを忘れないよう、テキストや講義録では伝えきれない「阿吽の呼吸」を講習会に参加することによって、体得して欲しいという深い視点を求められた今回のフォーラムはその趣旨を遺憾なく発揮出来たものとなっていたと思います。

 ② 2日目の交流ファシリテーション実践セミナー(9時半~4時半)
 ここでは私達にとって奇跡のような場づくりが展開していきました。
 実を言うと、私はこのセミナーの趣旨を少しはき違えていて、これから、スリーAを広めていこうとする方達に、スリーAをどのように宣伝し、聞き手を納得させて、巻き込むかと言う「手法」を教え、能力を養成するためのセミナーと思っていました。スリーAを知り・理解してもらうためにあえて、このような「ファシリテーションの技術」が必要なのか、それがスリーAにふさわしいのだろうか、と言う一抹の不安と疑念を感じていました。
 ところが、このセミナーのファシリテーションの対象は「例えば-----」ではなく、完全に「スリーAそのもの」であり、ピタリ「高林」さんをスリーAを伝えるファシリテーターとして高く評価して位置づけておられ、本職の吉本さんは参加した人たちにスリーAをきっちりと理解させ、高林さんから得られるものを全て吸収させるためのファシリテーターの役割を努めておられたのです。

 おそらく参加された方が10度高林さんの講演を聴かれても4日のセミナーで得られた以上の理解の深さと能力アップ、さらに「スリーA」に対する信頼と「スリーAを実施する」ことへの確固たる自信は達成できなかったでしょう。そのためには、これだけの時間と「人」と「場」の設定が必要だったのだと感じ入り、お二人の強力な助っ人並びに実行委員の方々のご理解とご協力があったればこそと思い至りました。

 吉本さんは、このフォーラムを実行するに当たって
「高林さんのゲームの進め方は芸術レベルであり、個々のゲームの進め方を理解するだけでは、今後、私たちのゲーム実演時に高林さんの域には達しない・・・・ なので、ゲームを進める時の基礎的な技術(コツや職人技)を習得し、並行してゲームの進行を練習すれば、毎回の実演が実のあるものとなり、ひいてはお仲間さんを含む参加者の予防に対する貢献度が高まるだろうということです」。と書いておられます。
 改めて、佐藤さん、吉本さんのスリーAへの深い造詣とご理解、思い入れがひしひしと感じられ、本当に感動させられました。
 
 セミナーはほぼ5~7名のグループに分かれ、ふるさとの自慢話・このフォーラムに参加した理由などについて、或いはメンバーが出したいくつかのテーマの中から、サイコロをふって当たったテーマについて話をする自己紹介やサイコロトークで互いの交流が交わされ和やかになったところで、吉本さんのファシリテーターの基礎編の講義を聴き、さらに、スリーAのお出迎え、自己紹介、ゲームの始めから終わりまで、お見送りの各段階で、高林さんの指導の機会が設けられていました。
 またとない高度な人を繋ぐサポーター役としての高林さんの手の動き、声がけ、声の強弱、ゲームの運び方、臨機応変の対応、など、認知症の方への尊敬と尊厳を守るためになぜ、こうであるのか、こうでなければならないか、しっかりと見て、盗み取れ!と言うことです。さらにグループの中で一人一人が実践をして、互いに評価し合うことでよりいっそう理解を深めるという形で進行していきました。

 短い時間帯に、「指折り」、「リズム」、「お手玉まわし」、「グーチョキパー」、「じゃんけんゲーム」、「太鼓の合奏」、「言葉集め」、「ビンゴゲーム」を全員が実践し、相互に評価し合って、緊張し、笑い、多くを学び、満足し、意欲を持てたフォーラムであったと思います。
 高林さんは、このフォーラムについて
「素晴らしいフォーラムでした。近々未来の首都圏での広がりが、目に見えるようなフォーラムでした。実行委員の皆様が、スリーAの本質を把握できていなかったら、あんなフォーラムは出来ないと思いました。熱意と誠意と能力を兼ね備えた集団、実行委員皆様の認識力を目の当たりに見た思いです」と謝辞を述べておられます。
 終了後開かれた懇親会には、“明日の予定”の都合で出席出来ませんでしたが、盛り上がったそうです。とりあえず、このようなフォーラムを開くために関係された方々に厚くお礼を申し上げ、少し時間を頂いて、じっくりと自分の中で熟成し評価したいと思います。東京の人たちの動きは早くて、来年は関西で(出来れば京都がいいな)開催する予定だそうです。目を回さないようについて行きたいです。

 NPO法人認知症予防ネット理事
 福知山市認知症予防の会
 -スリーAチャレンジ-・代表
 村岡洋子
2011/12/05のBlog
50名を超える参加登録があり、当日は雨の中、また早朝には千葉県の地震で交通機関が乱れる中にもかかわらず、全員出席で開催されました。

それに続き、4日の日曜日には、「スリーA方式認知症予防ゲーム」をもっと拡げるには、と熱い思いで9時半~16時半までの勉強会での盛り上がりも嬉しかったです!

詳しい報告、写真などは 後日掲載させていただきます。

運営委員 福井惠子
2011/12/01のBlog
この記事は、12月1日まで 先頭の記事で掲載します。
現時刻以降(10月17日午後23時)、新しい記事はひとつ次↓に掲載されます。

^^^^^^^^^^
<転送歓迎>
■ゲームを通してコミュニケーションを楽しみあうフォーラムへのお誘い
第2回スリーA方式認知症予防ゲーム体験フォーラムのご案内

東日本大震災以降、人の絆が見直されています。
しかし、絆をつくりたくてもきっかけがなく口下手で話ができない…、お互いを交流させたいがその方法で悩んでいる・・・、などコミュニケーションの方法で悩まれている方は少なくないと思います。

「スリーA方式」の認知症予防・改善のゲームは、ゲームそのものよりも、「3つのA(あかるく、あたまを使って、あきらめない)」を重視したゲームの進め方に特徴があります。ゲームを通して、人とのコミュニケーションを楽しみあい、脳を刺激することで認知症の予防や改善を目指しています。

しかし、それだけではありません。
この「ゲームを通してコミュニケーションを楽しみあうこと」が、認知症だけではなく、世代を問わず、さまざまな分野でのコミュニケーションにも役立ちます。
これは、これまで参加してくださった多くの方の感想です。
認知症にはまだ縁がないという方も、体験されるとその効用に気づかれるはずです。

9月に行なわれた日本認知症ケア学会でも大きな反響がありましたが、今回は認知症予防の枠を超えた視点をもちながら、ゲームをしっかりと体験していただきながら、そこに込められている大きな可能性を実感してもらえるようなフォーラムを開催します。
認知症予防に関心のある方はもちろんですが、コミュニケーションの問題に関心を持っている多くのみなさんにも参加していただきたいフォーラムです。
みなさまのご参加をお待ちしています。

また、フォーラムと連動する形で、関心のある方にはゲームを実践していくための研修講座を翌日に開催する予定です。
これに関してはまた別途案内させていただきます。

日時:2011年12月3日(土)午後1時~5時(12時半開場)

会場: LIXIL東京総合ショールーム 会議室
東京都江東区大島2-1-1
http://advance2.pmx.proatlas.net/s7976_036/detail.php?no=240

都営新宿線・東京メトロ半蔵門線 住吉駅より徒歩約5分

○参加費:1000円(資料代を含む)

○プログラム(予定)
第1部 ゲームの体験と基調講演
NPO法人認知症予防ネット理事長 高林実結樹
第2部 参加者による話し合い

○定員50名(先着順)

○申込み先:comcare@nifty.com
氏名・年齢・所属(職業)・どうして知ったか を記入してお申込みください。
受付確認のメールを返信します。

○主催:スリーA方式認知症予防フォーラム実行委員会

○後援:コミュニティケア活動支援センター

○協賛:住友生命社会福祉事業団

*このゲームの考えを一緒に広げていってくれる実行委員も募集中です。


2011/11/29のBlog
12月に開催される第2回東京フォーラムは、
『スリーAの「認知症予防ゲーム」は認知症に限らない、もっと広い分野で活用しよう』
という狙いで開催されるわけですが、思いがけなく京都で、その先駆けのようなスリーAの拡大活用の成功報告がありました。
 以下はゲームリーダー養成講座の修了生でデイサービスセンターの管理職である柴田さんの寄稿です。

~~~~~~~~~

 去る11月14日、京田辺市日本語読み書き教室のご依頼で、スリーA増田方式認知症予防ゲームのリーダーをさせて頂きました。
 参加された皆様は、中国残留孤児として、長年中国で生活されていた方々や家族の方です。
 ゲームはルールの説明を中国語に訳して頂きながら、日付の確認、自己紹介、指の運動、数え歌、グッパー体操と進んでいくうちに、始めの緊張した雰囲気がうすれ、シーツ玉入れでは、ルールを度外視してボールの行方をワァー ワァー キャー キャー と声をあげながら、楽しい笑顔に皆が包まれました。
 ゲームが終了した後は日本語を話せない方達が、こぼれそうな笑みを浮かべて寄って来られ、少年・少女のような輝いた表情で「たのしかった」と日本語で挨拶をしてくださり、お別れが名残惜しい気持になり、再会を誓って会場をあとにしました。

 今回は日本の童謡などになじみのない皆様に、どのようにゲームを進行していけばいいのか、高林さんにご相談しましたら、場の雰囲気を感じてやればいいのよ、と背中を押してくださいました。リズムの時の歌選びに困りましたが、色々な歌の中から、メロディを知っている方が多かった「星影のワルツ」にしました。又、日本語読み書き教室のボランティアの皆様、特に主催者側からゲームの種目選定についてのアドバイスもあり、なるほどと思いながら、私もゲームを心から楽しくご一緒させて頂き、スリーA方式のこのゲームの素晴らしさを再確認させて頂きました。

 11月19日には、京田辺市社会福祉協議会主催の“ささえあい広場”におきまして、スリーAゲームのコーナーを設けて頂きました。
 80歳から小学1年生までと年齢層の広い参加でしたが、ゲームでは年齢に関係なく皆さんに笑っていただきました。言葉集めゲームでは国の名前をテーマにしたところ、サッカー人気を反映して、“ウズベキスタン”“タジキスタン”などサッカーの強い国の名前が子どもたちからドンドン出て来て、知らない国の名前の続出に驚きました。(柴田田鶴子記)

~~~~~~~~~~

 日本語が判らなくて認知症には程遠い大人のかた、また子どもたちにもスリーAの予防ゲームが大好評だったとお聞きして、ブログに寄稿して頂きました。
 スリーAのゲームは、認知症予防だけでなく、言葉の障壁や年齢差を超えて共感し合い、相手を認め合い、仲よくなり、自然に優しくさせていく方法なのですね。〔高林実結樹〕
2011/11/12のBlog
2011年10月31日 両丹日日新聞

「笑って元気に 認知症予防教室」

読み進むにつれて、驚きと喜びと感謝で感動してしまいました♪

一昨年の夏に、NPO法人認知症予防ネットがお手伝いした福知山認知症予防の会(村岡洋子代表)主催の「指導者・ボランティア養成講座」の修了生が、成長されて独り立ちなさったことが報道されていました。
「地区福祉推進協議会」主催の「認知症予防スリーA教室(5月から月二回)」を、成仁地区の修了生とボランティアさんたちとつくる「にっこり会」が指導し、地域挙げて取り組みに協力して最終回を迎えられた10月25日の模様です。


~前略~
「教室は毎回、日付の確認・自己紹介などをして記憶を呼び起こすところから開始。この日はお年寄り25人とスタッフたち。

グッパー体操やリズム運動、じゃんけんで勝ち抜いていくゲームなどを大声で笑いながら楽しんだ。

続いて、毎回練習してきた竹太鼓と箱太鼓による演奏を練習。来月開催する高齢者のつどいで演奏することになっており、今回もリズムに合わせて声を出しながら太鼓をたたき、全員で楽しんだ。」
~後略~


最後に、茶話会をして、参加者一人ずつに、教室での笑顔の写真と、コメントの書かれたものがプレゼントされたそうです。

そして、福知山市東部地区民生児童委員協議会の会長の嬉しいコメントが添えられていました。

「参加者の中には、初めはこわばった表情の人もいましたが、回を重ねるごとに笑顔が増え、効果を確認しました。来年以降も教室を続けたい」

地区の福祉会、民生児童委員会長さんをも感動させた「スリーA方式の認知症予防教室」を、養成講座修了生が続けて来られた、力と努力と勇気に敬意を表します。

継続されますように!
 (NPO認知症予防ネット 運営委員 福井惠子)


以下のアドレスは「福知山市認知症予防の会」の養成講座の目次です。

http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/551?STYPE=1&KEY=1608&LIST=1

[ 09:39 ] [ 理事長から ]
(この一文は、「年をとっても元気で楽しく暮らそう」というグループの通信紙に寄稿したものです)

認知症になって頭の働きが弱ってくると、日常生活が自立的に行えなくなって困る…、という話は誰でも知ってのとおりです。認知症は、なりたくてなるのではない、是も誰もが知っています。ではどうしたらよいのか。それが予防です。
おおまかに分けて予防には、3段階があります。

一次予防
頭の健康な人は発症しないように一次予防を心がけましょう。 
ウォーキング、音読、計算、パソコンに挑戦する、日記を書く、失敗した人を追い詰めるような厳しい物言いを止める会話の工夫、…等々は心がけ次第で、だれでもが一人でできる一次予防です。「ぼけに追い込む」ような物言い(あるいは言動を)をしたり、人を咎めてばかりいると、家庭も社会も、殺伐としてきます。 

社会全般が人に優しくかかわるようになる…、これをめざしたいですね。そのためには、なるべく認知症予防勉強会にも参加して頂きたいです。


二次予防
少し頭の働きが鈍ってきたかな、心配だな、という時期は予防が一番大事な二次予防の時期です。冷水が歯にしみる、虫歯かな?背中がぞくぞくとする、風邪をひきそう? と同じような時期です。
この時期は微妙で手遅れになりやすいのですが、自分でも認知症の知識が少しでもあると自覚できますし、家族がチョットおかしいよ、と気が付くはずです。
精密検査を受けても「まだ認知症ではありません」と診断されることもあって、安心して対応しなかった…、次に受診したら認知症になってしまっていた…、という話は珍しくありません。
この時期には週1回程度の、楽しい「認知症予防教室」に行っていただきたいのです。週1回を20回通えば卒業です。


三次予防
三次予防というのは、認知症を発病して要介護に入った人でも進行・悪化をくいとめるものです。
しかも、それだけではなくて、少しでも自立的な生活ができるように引き戻しをも目指します。認知症のため会社も退職して居た方が教室に通われているうちに段々と信頼感を持ち、冗談を言えるようになり、新しい仲間と道で出会ったときには、相手の名前を呼びかけて挨拶された、と、相手の人がビックリされた実話もあります。


認知症予防スリーA方式の簡単紹介 
“スリーA方式”とは、創始者の名前を取って、“増田方式”と呼ぶこともあります。
スリーAという意味は「あかるく、頭を使って、あきらめない」というモットーの、頭文字をとった名前です。 

その「認知症予防教室」では何を行うかというと、脳を活性化する、言い換えると頭のリハビリをします。
リハビリと聞くと、なんだか痛い思いをさせられるのか、ビシバシと教練を課せられるのか、このような心配をされるでしょうか? いいえ全く反対です。

頭に効く薬は、楽しい思い、優しい言葉掛けと配慮、認められ褒められることが最高の薬なのです。予防教室では、たびたび皆が思わず声をあげて、どっと笑います。そのような場面が一杯工夫されています。簡単にいうと、“楽しいゲーム”を次々と行うのがスリーAの予防プログラムです。10人前後の教室はとても楽しく、頭がいきいきとしてきます。
その教室に週1回、20回通うことで、改善した状態が身につき、数年間保持できるようになります。個人差はありますが。中には8年、10年と保って、記憶力は完璧ではないものの明るく穏やかな生活を続けられる方もおられます。

皆がどっと声をあげて笑う“楽しいゲーム” なぜゲームに効果があるのか
①ルールの説明が簡単で短いので聞いて理解出来ます。
②関節や腕などの筋肉をルールに従って動かすので、知らないまに運動になります。
③ルールを間違えないようにしようと、自然に思うので記憶力の継続訓練になります。
④リズムの明確な歌を皆で歌いますから、発声機能が刺激されます。
⑤皆と声を揃えて歌うので、聴覚機能の刺激になります。
⑥ゲームの中で隣同士タッチして拍子を取るのでリズム感が自然に戻ってきます。
⑦「私はぼけて駄目人間だ」と悲しくなって居た人も、スタッフから褒められ、少しずつ自信がついてきます。
⑧皆が同時に失敗するゲームの工夫があるので、「私だけじゃない」と癒され、人間関係が作れるようになります。
⑨笑いが一杯溢れているので、脳がイキイキとしてきて、生活意欲が改善します。

以上のような多彩な良い刺激が、同時に感じられるように考えられているのが「スリーA方式」の特徴です。

スリーA方式の予防教室では、1~2時間ほど脳に同時に色々な刺激を与えることで活性化に取り組んで、認知症予防と認知症からの引き戻しに高い成果をあげているのです。
(データーは http://www.n-yobo.net/ を開いてメニューから「自己紹介&スリーAとは」参照)
小学唱歌や童謡ならば高齢になっても忘れていない、楽しい思い出の歌ですから、懐かしい時代の記憶が戻り、心が弾みます。

日常生活にない、非日常の笑いの効果を駆使した予防教室が、近所にできて、気軽に誘い合って行けるように、皆さんもゲームの指導ができるようになってくださいませんか。
(高林実結樹)
2011/11/10のBlog
10月30日(日)午後1時半からの、沼田市地域包括支援センター主催による、ケアマネージャーサポート連絡会議に関わる方々を主に、一般市民の方あわせ約120名が参加された研修会に講師としてお招きを受けました。

関東平野を外れた山間の沼田市に招かれた経緯は、直接には去る4月9日、東京で開催された「スリーA方式認知症予防ゲーム体験フォーラム」に地域包括支援センターの職員の方が参加された結果です。10年ほど前に沼田市の保健師お二人が静岡でスリーAの研修を受けておられたにも関わらず、活用する機会もないままに過ぎていたとお聞きしました。介護を必要とする高齢者が増加するなか、現場では認知症の方への対応の戸惑いや困難さ、高齢者対象のレクリエーションのマンネリ化があって、地域包括支援センターとして現状打開への強い思いがあったと推察しました。

前半の講演では自己紹介からスリーAの説明をし、後半はスリーA方式認知症予防ゲームの体験という形式で、時間いっぱい笑って頂きながら、リードのコツもしっかりお伝えしました。ご参加の介護職の方々にも現状打破、起死回生といった思いがあった為でしょうか、常々私が口を酸っぱくしてお伝えしている声のかけ方、褒めるタイミングについて的確に受け止めて頂けました。

講演会や研修会後にアンケート結果をお知らせ頂くことがあり、今回も後日、回答のコピーを送ってくださいました。殆ど全ての方が「楽しかった、心の底から笑った」と書かれていて、「笑顔でこのゲームを予防教室でやってみる」と今からでも始めるように書かれているのも、その場の勢いではないと読めました。

回答の一つに『ゲームの最初、大きな声で初めて「よくできました~」と褒められたとき、自然と出てきた笑顔、心から嬉しいと感じた思いを忘れず、今後利用者の笑顔を引き出していきたいと思います。』とありました。褒め方のコツが確かに伝わった手応えを感じ、これは私への褒め言葉として受け止めています。
その他にも、胸に響く嬉しい感想を幾つも読ませていただきました。少し、次に掲載させていただきます。

・ 笑いながら、が大切だということが実感できました。早速介護予防教室に取り入れてみます。

・ 楽しくゲームをやることで、自分でも、身体が温まり、笑いが自然にでてきました。毎日、認知症の人と関わっているので、是非、ゲームを(教えて頂いた)やってみようと思いました。楽しく行いたいと思いました。

・ ゲームがとても面白く、頭・手の体操になり、とても良かったです。一生懸命になることが大事、楽しむことが大事と先生がいわれ、「あーそうだな」と思いました。

・ 動作として簡単に取り組むことができ、徐々にスキンシップを行っていき、最終的に
は心の底から笑うことができました。また、物忘れ症状がある方に対して気づかれないように、元気を引き出してあげるという言葉に感銘を受けました。

・ 本当に自然に笑顔になれるゲーム。自分も利用者さんとの関わりの中で、このゲームをできるようになりたいと思いました

・ グーチョキパーなどただ普通に行っていたが、今回の研鑚会で教えて頂いた*方法を利用者さまと笑顔で行おうと思います。*(かけ声のスピードを始めはゆっくり段々早く、突然にスピードを上げるメリハリのつけ方)

沼田市にスリーA方式認知症予防ゲームが根付くことを祈っています。

高林実結樹 記
2011/11/07のBlog
小学校の空き教室が老人福祉施設(デイサービスセンター)に転用されるようになったのは、平成7年で、日本のパイロット事業として宇治市立小倉小学校の北校舎が第1号です。
続いて宇治市立平盛小学校にもデイサービスセンターが誕生しました。

その平盛小学校区の学区福祉委員さんの肝いりで、地区の団地の高齢化が進みつつあった数年前から、年間2~3度のスリーA方式による認知症予防教室が開催されるようになり、高林理事長と一緒に行って、ゲーム担当をさせていただくようになりました。ゲーム指導の仕方については、あのゲームはこう、あそこの場面ではこのように、と往復の道すがら予備知識や反省点を教えてもらい、回数を重ねて今年から初めて一人で伺うことになりました。
 
10月1日、顔馴染みになった役員さんが待っていてくださったので、安心でした。
この日は小学校の運動会の日と重なっていて、外がとても賑やかでした。でも予防教室も負けず劣らず大きな声で笑ってくださいました。以前から参加しておられる方も多く、ボランティアさんも慣れて下さっているので、ゲームはスムースに行き、いつもより多くのメニューが出来ました。一般参加の方たちが、「あぁ、よう笑うた」と言ってくださいました。
“独り立ち”というのは、勇気が要りますが、なんとか皆さんに笑って頂けて、良かったかな? とホッとしました。

記録
日時:平成23年10月1日(土)13時~15時
場所:平盛デイサービスセンター 2F
主催:平盛学区福祉委員会
参加人数:34名

内容:話「スリーAについて」
ゲーム・「1から10」指数え
・・・・「♪ 1.2.3~」数え歌
・・・・グーパー
・・・・お茶つぼ
・・・・リズム 2拍子
・・・・リズム 3拍子
・・・・リズム 4拍子
・・・・お手玉渡し
・・・・ドジョウさん
・・・・ことば集め
・・・・シーツ玉入れ
・・・・ジャンケンたすき取りゲーム

以上<木村寛子 記>

京都府南丹市の「脳トレネット」、京都市内のKネット(健康生きがいづくりアドバイザー京都協議会)両団体は、いつも協働関係をもっておられます。当NPO法人認知症予防ネットとも深い友好関係です。3年ほど前から殊に活発に京都府中部で活動が始まっています。
リーダー養成講座にも取り組んでおられます。
その受講生さんの中で、南丹市在住の14人全員が、「脳トレネット」の活動の仲間入りをされるなど、嬉しい話を聞きました。積極的なボランティア活動が、地元に根付き大きく育って来ています。 

スリーA増田方式の認知症予防ゲームは、誰が取り組んでも(不慣れで少々下手でも!)参加者さんが笑ってくださる…、という効果が見えるのです。そのことでスタッフ側は教えられ、自信が持てる様になり、予防教室は実績をあげ充実していきます。 
ですから私は安心して、「実地の勉強は本番の教室で! お年寄りの反応から教えてもらって!」と、新人でも誰にでもエールを送るのです。私自身、地元での実体験から言えるのであって、決して責任逃れで言っているのではありません。

仕事で携わっているレクがマンネリではないか、効果があるのかと、思い悩んでいる事業所職員の方は少なくありません。そういう悩みを持つ一人の方が、私が実施している養成講座に参加されました。5回シリーズの講座に一回出席しただけで、スリーA方式の真髄に触れて、スリーA方式の「褒め方」を実際にやってみられたところ、
「今までにない盛り上がりで、一気に「手遊び」から「リズム4拍子」まで出来た、スゴク盛り上がった」
と話してくださいました。

こういう報告を聞く私は、嬉しくなって「その調子で!」と又もエールを送るのです。
全国津々浦々に、スリーA増田方式を根付かせたい…。来年もどこかからお招きがあれば、どこへでも出かけるぞと、鬼に笑われそうな来年の夢を持ちます。

川柳で昔から「緋の衣 着れば浮世が 惜しくなり」と言われますが、早く引退しなければと片一方ではマジで思っています。
<高林実結樹 記>
2011/10/19のBlog
[ 11:01 ] [ 理解者・ネットワーク ]
10月9日(日)千葉県市川市:行徳デイサービス“そよ風”での講演会
「スリーA方式認知症予防ゲーム~優しさのシャワー・脳活性化作戦~」
アンケートから


高林先生の講演を聞き、私はびっくり致しました。
実は私の母も認知症になる前、「頭がぼーっとする、頭がぼーっとするんだヨ」と私に言っておりました。母は橋本病という病気で医者に一ヶ月に2回通院をしていたので、私も母の病状を聞きながらさほど気にもとめないでいました。でもだんだんお友達とお茶飲みをしなくなり、横になってばかりいました。たまに買い物を頼むと自分の好きな食べ物を買い用を足さない様になりました。いつの間にか認知症になっていたのです。以前にこの様な機会にめぐり会えたら母にもっとよくしてあげられたのにと残念でなりません。

人ごとではなく自分も皆様と一緒にスリーAを学んでいきたいと思いました。又、やっている時は一生懸命で家に帰ってきたらいくつか忘れてしまい娘に聞く始末です。私は大丈夫といっていられない、少しでも身につけてスリーAを体験し多くの方達も巻き込みながら、脳を活性化しながら元気でいられる様そんな長生きを目指して参りたいと思います。
 渡辺洋子(65歳)


 スリーA講演に参加して、まずは高林先生の思いのこもった話に引き込まれました。いったい何歳なのだろう・・・と頭に浮かび、講演を終えてスリーAの良さをご自身で立証されているのだと感じました。
スリーAのゲームの内容については、普通に行っていけば恐らく誰でも実践ができるものだと思いますが、ゲーム以外の場所に隠されている「優しさのシャワー」の意味に奥深さを知りました。
高齢者施設従事者としても、通常の生活の中でもこの「優しさのシャワー」が何よりも大切なことを再確認し、今までの自分に忘れてしまっていたものを思い起こすことができるようになりました。今後はスリーAを通じて、先ずは私自身が変われるように、スリーAに学んで行きたいと思います。
そして街中にスリーAの「優しさのシャワー」が降り注ぐように活動を行っていけたらと思いました。
 介護職員 J・K (24歳)
2011/10/01のBlog
第12回日本認知症ケア学会大会のワークショップ
~日本認知症ケア学会同行記~


福知山市認知症予防の会
 村岡洋子

 これはまさにエポックメーキングな大変な出来事だ、と取るモノもとりあえず、大急ぎで日本認知症ケア学会へ入会し、大会参加の届けを出し、横浜に向かいました。
港横浜の埋め立て地にそそり立つ会場、パシフィコ横浜は、3つの建物を縦横に駆使して地図とプログラムを片手に目指す会場を探すのに息を切らせて駆け廻る運動会さながらの設営でした。
 その一画の第2エリア「会議センター」3FC会場で、このワークショップが開催されました。
PPを用いた最近の講演形式では、データが全く残らないからという理由で、印刷した3種のデーターと機関紙などの資料の持ち込みを許可して頂きました。70席が用意されていた会場には時間前から、参加者が次々と参集され、一時は140名を超す状況で120部用意した資料もあっという間に総てがなくなってしまいました。
運営スタッフの方の取り仕切りで最終的には100名ほどに落ち着いたようです。

 高林理事長は、認知症の母上の介護体験、その後の訪問ボランテイア活動で出会った家族介護の状況を通して、認知症を病む人たちの痛切な思いと家族の血のにじむような介護の状況を何とかしなければ、と願い続けた時にスリーA方式の予防教室に出会ったいきさつをつぶさに語られました。
 スリーA教室の解説と方法論では、第一次、第2次、第3次予防の各段階で、それぞれにきわめて高い成果を挙げていることを資料の図表と、体験に基づいて説明し、特に、スリーA方式の三つの要素「脳活性化ゲーム」、「笑いの効用」、「優しさのシャワー」について丁寧に言及されました。

 ゲーム体験は、会場にぎっしり一杯の参加者であったため、輪にはなれずに前を向いた講演会形式のままの形で行われましたから、“ゲームその1”と“ゲームその2(ただしお手玉回しは抜きです)”だけしか行えませんでしたが、それで十分意を尽くしていて、好意的な、且つ「理解ができたぞ!」という表情と、且つ心からの笑いがあふれて会場は次第に一種独特の楽しさの雰囲気に包まれていきました。

 認知症介護の、或いは、高齢者レクレーションのプロ達を前にして、高林さんが特に力を入れられたのは、一見どこででもやっているような単純なゲームの中に一杯隠されている「優しさのシャワー」を惜しみなく引き出し、お仲間さんに正しく伝え受け取って頂くための声掛けとゲーム運びについての丁寧な解説でした。
 間髪を入れずに褒める、具体的に褒める、うまくできて褒められて自信が取り戻せた上で、みんなが失敗する仕掛けで安心して心から笑う――脳活性化と癒しと笑いが一体となったゲームの真価を最大限に発揮させ得る声掛けと進め方は、さすがにプロである今日の参加者さんにしっかりと受け止められたという手応えが私にも感じられて嬉しくも頼もしく思えました。
 スリーAの予防教室の真髄は「優しさのシャワー」であり、さらにその真髄はゲームの中にちりばめられた「優しさのシャワー」を引き出し受け止めてもらって自信とその人らしさを取り戻すこと-------、
 認知症ケアの学会へのデビューとしては、まずこの上ない成功であったと思います。
 ワークショップは、高林さんの
「この認知症予防レクリエーションゲームをそれぞれの持ち場で拡げてほしい」 
という言葉で終わりました。

 今回の日本認知症ケア学会への出演は、NPO法人側から働きかけたのではなく一見、天から降ってきたような感じでもたらされ、私は、インターネットで「日本認知症ケア学会」を引いたりしたのでしたが、2009年12月2日、湯島コンセプトワークショップで実質発足した東京での「スリーA方式認知症予防フォーラム実行委員会」の第1回目の会合に参加された時田さん(学会の関係者)の強力なご推薦によるやに察しています。
「スリーA方式認知症予防フォーラム実行委員会」の方達と高林さんの交流はすでに長い歴史があり、高林さんのひたむきなスリーAへの情熱が東京の人たちを動かして、スリーA方式認知症予防フォーラムが開催され、学会へのワークショップへの参加が実現したのでした。
 
 高林さんのどこへでも行く、最大の努力を傾けると言う一貫した姿勢は、これまでにもいくつもの奇跡を生んできましたが、思い続けていれば、いつか光がみえてくる・時が来て実現するという当然の帰結であったのかもしれません。

 一方今年米子市で開催された9月の9日~11日の「日本認知症予防学会」では、スリーAの文字は有りませんでした。しかし、認知症ケア学会でスリーAは、堂々と登場してしまったのです。
 私達の今後の活動は、二つの学会を見て、スリーAを認知症予防の最前線に位置づけていかなければならないのでしょう。










平成23年度 静岡研修会のお知らせ

静岡市で、今年も「スリーA認知症予防研修会」が開催されます。
募集要項は以下のとおりです。

~~~~~~~~~~~~~~
第21回 スリーA 認知症予防研修会

認知症の介護予防は、平成22年度から認知症予防教室を実施してよいことになっておりますが、実施状況がはっきりいたしません。スリーA方式の認知症予防を学ぶことで、包括支援センターやデイサービス等で予防の成果をあげていただきたいのです。効果をハッキリさせるため、スリーAでは認知症の判定方法を研修内容に取り入れております。認知症一次予防・二次予防・重度化食いとめのためにぜひスリーA方式を導入していただきたいと思います。今回は参加しやすいように、研修受講日を2日間といたしました。

主テーマ
「認知症一次予防・二次予防・サービス事業における重度化予防のための展開」

目的
1. 認知症のステージ別対応や予防的判定方法を理解する。
2. 包括支援センターにおける、ハイリスク二次予防対象者に、認知症予防教室の展開を可能とする。
3. 一般通所介護や認知症対応型介護にて、認知症重度化予防を行い悪化を先送りする展開を可能とする。
 
プログラム
認知症予防的判定としての神経心理テストの方法。
認知症の関わりと脳リハビリ。 認知症のステージ別対応。
認知症予防教室とデイサービス運営の実際。 他市町村での取組。
認知症に対する脳活性化訓練の成果。 認知症の脳リハビリ実技。

日 時 平成23年10月4日(火曜日)~5日(水曜日)
会 場 静岡県女性総合センター『あざれあ』4階 第1研修室
講 師 スリーA所長 増田末知子(ますだ まちこ) 
対 象 認知症予防に興味を持っている方
定 員 40名(先着順)
受講料 25,000円

申込み ハガキかFAXにて、 氏名、職種、勤務先、住所、電話番号を明記の上、申し込んでください。
詳細資料をお送りします。

申込み先 〒421-0103 静岡市駿河区丸子7112-20
 スリーA 増田末知子 宛て
 電話 054-268-5521 FAX 054-268-5528

第21回『スリーA方式による認知症予防活動の展開』スケジュール
講師 スリーA 増田末知子
10月4日(火曜日)
09:15 受付
09:30 開講式
09:45 脳活性化訓練の成果 認知症予防とは ステージ別の対応
12:00 (休憩・昼食)
12:50 神経心理テストの方法
14:40 (休憩)
14:50 スリーA方式の関わり 『優しさのシャワー』とは
16:40 終了
17:30 〔懇親会〕
(20:00終了)

10月5日(水曜日)
09:00 受付
09:20 課題分析 予防デイサービスの展開 教室運営の実際
12:00 (休憩・昼食)
12:50 脳リハビリの展開
14:50 脳リハビリの実技
16:20 質疑応答
16:40 閉講式
(16:45終了)

*スケジュールが、入れ替わる可能性がありますことをご承知ください。
*研修内容を統一するため、講師は限定してあります。

 以上
2011/09/26のBlog
9月24~25日横浜での
『認知症本人の究極の願いに応えよう!-認知症予防と引き戻し-』
を成功裡に終えました。

応援していただいた多くの方にお礼申し上げます。簡単ですが報告です。

25日、開始時間午前10時の10分前には、70人の予想が外れて満席になり、急遽イスが20脚運びこまれました。持参した資料は70部+50部と余分は多めだったのでしたが、不足するという有様でした。計算がどうも合いません…。120人の参加だったという人もいますが確実なことは判りません。資料が無い人もおられたそうです。(後で聞くところでは最大時には140人だったそうです)
当初、壁際に立ち見の方がぎっしりという状況で、どうしようかと思いましたが、運営スタッフがどうやら諦めてもらわれたようで、床に座られた方を含め100名以上の参加となりました。

ゲーム体験では部屋一杯の人口密度(!)のため輪になれなくて、一方を向いた講演会形式のまま、という臨機応変スタイルになりました。
認知症ケア専門士を目指す優秀な意識の高い若い職員さんたちが、まるで遊びに来たかのように純真無垢(!)に大声で何度も笑ってくださいました。漫才のように笑いをとるのではないのですが…。高齢者レクのプロという参加者さんですから、さすがに笑いながらもスリーA方式をしっかり観察・評価しておられたようです。最後に10人ほどの方に感想を述べて貰ったところ、「仕事に取り入れたい」と仰る方が殆どで、中にはスリーAをご存じの方もおられました。「こんなに良いものが、なぜ一気に広がらないのでしょう」という質問には、「私たちの努力がまだ足りないから」と言うしかありませんでした。
何れにしてもケア学会の名に恥じないレベルの高い現場の職員さんたちの参加で、頼もしい手応えでした。

散会後、展示ホールに行く道筋で、次々と何人もの方が親しげに声をかけてくださって、「感動した」などと言う人もおられて、うぅっとこちらが感動しました。スリーAの良さは、伝わったのですね。

横浜に向かう前に私に、「ワークショップを楽しんで…」と何人かの方が言ってくださいました。「楽しさ」はずーっと尾を引いて増してくるようです。全国各地からワークショップに集まられた100人を越える人々! 大会が終って地域に戻られて、全国の100箇所以上に、一気にスリーAが広がるでしょうか?
きっと広がる! そんな希望溢れる確信を抱きました。

高林実結樹
2011/09/23のBlog
[ 09:28 ] [ 理事長から ]
日本認知症ケア学会の大会が、明日9月24日、25日と二日間、横浜で開催されます。
二日目の午前10時から12時までの2時間をいただいて、ワークショップを担当させていただきます。
テーマは
「認知症本人の究極の願いに応えよう-認知症からの引き戻しと予防-」です。
私事になりますが、アルツハイマー型認知症と診断された母の願いを引き継いで30年、スリーAと出会って19年、スリーA方式の広報活動にNPO法人を立ち上げて8年、揺るがぬコツを養成講座に組み込んで1年…、これらを踏まえて、認知症予防と引き戻しに高い成果を上げているスリーA方式の、脳活性化リハビリゲームの、エキスを伝えに行ってまいります。

高林実結樹
2011/09/13のBlog
「認知症の予防時代の幕あけ」
2011年 9月9日~11日 
於:鳥取県米子市~米子コンベンションセンター国際会議室


 今年の4月に「日本認知症予防学会」が医学研究者によって誕生し、その学術会議の方針が、研究者だけでなく、実践者の報告も同じステージで行って、互いが学びあうと聞いて、大きな喜びを感じました。そして第1回日本認知症予防学会学術会が開催されることを知り、痴呆予防、認知症予防という言葉を使うことさえ禁じられた体験をもつ者としては、夢かと思うような世の中になったことを、例えようもなく嬉しく思いました。
 
 9月9日、あたかも重陽の節句の日から11日までの三日間、ぎっしり詰まったプログラムは、友あり遠方より来たるの文字通りで、北海道から沖縄から熱い思いの報告者が集まられたのです。
 私は時間割を追いかけるように、あれもこれも報告を聞きたいと各部屋を走りましたが、部屋に入れないほどの多人数の参加で、聴講をあきらめたこともありました。
医学の専門用語の続出は難解でしたが、研究者も実践者も皆さんが認知症予防に真剣に取り組んでおられることがひしひしと伝わり、質問も全く無駄なく行われ、時間のロスもなく進行されて、感心するばかりでした。

 残念だったのはスリーAに関する報告が無かったことです。来年福岡県で開催されるときこそは、と決意を新たにして帰路につきました。車窓から見える伯耆の大山は頂上が雲に覆われていました。頂上未踏の認知症予防を暗示しているようでした。
 名刺交換をした熊本の方と岡山駅で東西にお別れし、来年の再会を約束しました。

 世の中は大きく変わりました。認知症予防が表に躍り出た感がします。遂にこの日が来、その瞬間に立ち会った感激の3日間でした。

高林実結樹
2011/09/05のBlog
[ 23:32 ] [ 活動予定 ]
認知症ケアを研究する専門の学会「日本認知症ケア学会」が
毎年開催する大会(第12回目)が、9月24日(土)・25日(日)の2日間、横浜で開催されます。

その2日目に、ワークショップを持たせていただくことになりましたので、お知らせいたします。

日 時 2011年9月25日(日)10時~12時
会 場 「パシフィコ横浜」 第2エリア会議センター3F C会場
 横浜市西区みなとみらい1-1-1
 ワークショップⅠ
テーマ 認知症本人の究極の願いに応えよう
 髙林實結樹(特定非営利活動法人認知症予防ネット理事長)

インターネット「日本認知症ケア学会」で検索しますと情報の一部が掲載されています
2011/08/12のBlog
[ 09:10 ] [ 理解者・ネットワーク ]
友好団体のスズメの学校教室で、スリーAゲームその3の“ビンゴゲーム”のテーマに夏の人気者、おばけの名前が取り上げられたそうです。
さあ何があるかな? 一つ目小僧、モモンガ-、…?? 9箇も書けるの??

お仲間さんの一人が紙に向かってサラサラと描かれたのは、なんと実物以上に恐い(?)漫画のおばけの数々!

紹介はここまでです。
続きは、リンクの「スズメの学校認知症予防教室」ページを、覧ください。
2011/08/05のBlog
[ 23:04 ] [ 理解者・ネットワーク ]
丹波市福祉部介護保険課予防係様から以下のようなメールを頂きました。スリーAが地域に根付くことを大いに期待し、転載させていただきます。(高林実結樹)
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介護予防事業『スリーA認知症予防研修会』を実施して

平成23年7月 社会福祉協議会共催で介護予防事業として、サロンボランティア研修及び生きがいデイサービス職員・認知症職員研修を企画し、NPO法人認知症予防ネット 理事長 高林実結樹先生をお迎えし行いました。

7月5日火曜日 氷上地域をかわきりに、毎週火曜・金曜日を開催日とし、旧町6地域6会場で計7回研修会を開催しました。

参加者はサロンボランティア164名、介護従事者職員37名、スタッフとして社会福祉協議会から18名、地域包括から4名 合計223名の参加となりました。

1回の研修時間は3時間、前半は高林先生の講演。後半にはスリーAゲームの体験学習を行っていただきました。

講演では高林先生ご自身の認知症介護生活実体験と在宅支援ボランティア体験から、認知症について・認知症の人の思いや家族の気持ちを裏づけを持って理論的に説明していただき、早期診断の必要性を説いていただきました。

そして、スリーA方式の目的とどのような効果が得られているかをMMSEを用い、データー的な裏づけと共に教えていただきました。

実体験だからこそ、内容は壮絶でありながら説得力があり、わかりやすいお話で、頭の中にスーッと入ってくる気がしました。

また参加者のアンケートでも「先生の講演はわかりやすく、認知症のことが正しく理解できた。」「他人事ではない、私も家族も誰がなってもおかしくない認知症について考えていきたい。」とコメントを頂きました。


ゲームの体験学習では、実際に参加された方々と『その1』からゲームを行いながら、言葉のかけ方・声をかけるタイミング・それが脳のどのような部分に働きかけるのかを説明していただきました。

ゲームの内容によって共に落ち込む場面あり、楽しくうまくいったことを喜ぶ場面あり、配慮しながら伝える技法など、いっけんどこでも実施されていそうなゲームも、進行と配慮ひとつで相手に寄り添い『ホワッ』としたきもちにさせられることを体感できました。

ゲーム20種目の中から、参加者の人数やその場の雰囲気にあわせ、10種目近いゲームを1回の研修でおこなってもらい、ゲームを重ねる毎に皆さんの顔が笑顔に変わっていくのがわかり、しかも、これまで顔も知らなかった人同士が顔を合わせて大笑いしておられるのを目の当たりにし、優しさのシャワーがこんなにも人のつながりを感じさせ、穏やかにしていくのだと実感しました。

参加された介護従事者から
「やったことのあるゲームだったが、今日のように脳への刺激や参加する人のことを考えたことがなかった。」

という意見や、サロンボランティアからは
「とても楽しかった。サロンにもぜひ取り入れたい。」
「もう少し長くやって欲しかった。」

と好評を頂きました。

今回の研修にスタッフとして全て参加し、毎回、高林先生の優しさのシャワーにふれることが出来て、私自身も気持ちをほぐしていただいたような気分になりました。参加者から良い反応をもらい『元の生活への引き戻し』『明るい生活への引き戻し』『転ばぬ先の予防』に効果のあるゲームの存在を理解していただくことができたと確信しています。

また、参加者の中からも『今後、このスリーAゲームを1度聞いた
だけでは、サロンでリーダーとしてやっていくには自信がないので、継続してリーダーの養成にも取り組んで欲しい。』との意見を頂きました。

 今後、この丹波にもスリーA方式ゲームが定着し広まっていくように、ゲームリーダーの養成・教室の開催に向けて検討中です。

 先生には今後とも、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
 報告書のようになってしまいましたがお許しください。

 丹波市福祉部介護保険課予防係 金子・井上

2011/08/04のBlog
[ 17:29 ] [ 活動報告 ]
去る7月30~31日と、2日間のWeフォーラム2011in大阪が、好評裡に終りました。1年前から実行委員会が毎月会議を重ねて実現したものです。

 主催者は「We」という雑誌の読者のなかの有志です。
組織として命令系統があるわけではなく、会議でも実行委員の多くが交代のように欠席でしたから、会議での決定と見えても、欠席者の願いで変更になることもありました。
何のための会議決定だったのか、という声がメーリングリストで流れたり、会議で意見が一致しないこともありました。
しかしながら、本番では短時間に玄関前の巨大円柱にアッと驚くような飾りが巻き付けられ、ステージの設営も見事に完成し、時間どおりに始まって1部、2部、3部と何の支障も起きませんでした。
見えないところの運営は各員の協力の賜物ですが、感動的でした。

 ちょっと欲張りな企画のため時間配分が心配された時もありました。
その会議の時に司会役が、「開会宣言は20秒!」と断言されていたので、本番で私はそっと時計を見ながら司会の言葉を聞いていましたところ、必要なことは網羅されて20秒きっかりに終ったのです。
さすがぁとWeの会のメンバーの実力を思い知らされました。

 現役の若い方達の中に割り込むように、31日の第9分科会は、
「超高齢社会に立ち向かう」というタイトルで大会議室を頂いたのでした。

リレートークでは各人の持ち時間は僅かでしたが、
それぞれのスリーA方式認知症予防活動を発表していただきました。
脳活性化ゲームも参加者皆様に短時間でしたが、体験していただきました。

反省点はさておいて、以上で報告といたします。
 (高林実結樹記)