さくらびレポート339〜尾目出鯛金屏風、完成!オメデトウ・・・・!!!!

櫻ヶ岡中学校の中平です。

本日、3月31日、美術部で精一杯取り組んできた「尾目出鯛金屏風」が完成しました!!

美術室から全員で協力して、体育館まで運搬。これが一番大変したが、生徒だけでなんとかクリア。こんなに重いものを壊さずに運ぶなんて、それだけで感動的でしたが、体育館に運び、壇上には乗せませんでしたが、ピカピカの体育館の光に当てられると、本当に存在感があり、感動してしまいました。

しばらく生徒たちは、入学式の準備ができた会場で椅子に座り、呆然としていました。2年生はギャラリーに上り、上から鑑賞。できるだけ遠くから見たいという生徒は遠くから離れて見ていました。

「苦しかった」と感想を言った生徒がいました。正直に苦しかったんだと思います。ほとんど休みなく、毎日ですから。そして今までに扱ったことのない材料を使い、見たことのない作品にチャレンジしたのですから、苦しいのも当たりまえです。

私自身も苦しかったです。大きかったのは震災です。震災後、「みんなで一体になろう」とか「一つになろう」「がんばれ」という言葉が(批判しているのではありません)飛び交い、どこか落ち着かない気持ちををもやもやと感じていた自分。この鯛金屏風の制作で、自分の気持ちを生徒と一緒に解放していたのかもしれません。表現の初期衝動は、こういった違和感や生きにくさが元になっていることもあるのかもしれません。

とりあえず、美術部の皆さん、本当に素晴らしい活動をありがとう。君たちは最高です!!