皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

ようやく穏やかな気候が来ています。
秋から冬への入口、道端の端々にどこか懐かしいにおいが漂っています。

さて、ムニュはかなり昔にピアノを習っていた時期があったのですが、先生から、「姿勢」のご指導を受けた際、たとえ話として、先生ご自身のお話、「昔はわたしも、ピアノに向かって前かがみで、歯を食いしばりすぎて奥歯がすり減ってしまったのよ」とおっしゃっていました。
その時、ムニュはあまりピンとこなかったのですが、そういえば、病気になったこと自体、なにか心身にものすごく極端な「負荷」をかけていたのかな?と思いました。
それが、ピアノの先生の場合は奥歯、人それぞれだと思いますが、極端に肩に力が入ったり、何かに固執したり、なんとかして自分の状態の変化にバランスをとろうとすることはあり得ると思います。
そして、ピアノの先生のご指導では、バランスを取れた状態では、どこにも力が入っていないのよ、とのことでした。

ムニュも、「どこにも力が入っていない」状態を掴もうとしましたが、その状態はどうも不安定でおぼつかなく、むしろ不自然に感じました。

ですが、あまりにもどこかに負荷をかけ続けると、いつかまた大きく不調をきたしてしまうとも思います。

そこで、その負荷をかけているところを、ほんの少しだけ「ずらす」という工夫も要るのかな?と思います。
自転車の補助輪を外すような、不安定で不安なことかもしれませんが、新たなバランスを探しだすのに小さな一歩を踏む。
その重苦しい倦怠感が、成長の証し
なのかもしれません。
 ムニュ