皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

夏場に入ってきて、暮らし方の工夫を一層迫られる時期になってきました。
小さな心身の不調のサインを、細心の注意で拾ってゆきたいです。

さて、先日ムニュは、長居にある自然史博物館の特別展の「生命大躍進」展を見に行きました。内容は、地球上に生命が誕生してから、主に人間に至る系統の生き物の歴史を展示したものですが、ワンフロアに約50億年の生命の歴史が凝縮されており、少し情報過多でしんどくもなりました。

ですが、興味深いことに、「進化」というものが、必ずしも環境に「適応」するために起こったというわけではなく、DNAの変異やウイルス感染など、何らかの「ハプニング」だったかもしれないという仮説があるということでした。
「目」という器官が出来たのも、何らかの病原体のようなものがある生き物に取りつき、それがやがて共生するようになり、「目」としての役割に落ち着いて行ったものかもしれないということらしいです。

ムニュとしては、仮にもし統合失調症がなんらかの病原体やウイルス、または、まったく未知の何かにとりつかれ、今まで感じなかった、見えなかった、聞こえなかった何かをキャッチする器官が生まれてしまったのかもしれないとも思いました。

そして、それを保有して生きてゆく遺伝子も、何億年後には、当たり前のように生物に在るような時代も来るのかもしれないと思いました。
人間の世界だけの物差しで測ると、病気は不本意なものと捉えがちです。
ですが、もっと計り知れないスケールで物事の現象を見ると、まったく違う意味合いもあると思います。
自分が何らかの「ハプニング」に遭遇した生き物として、今も進化の途中にあるのだと思います。

ムニュ