2011年11月8日(火)、北海道NPOセンター会議室において、「地域コミュニティを活かした認知症啓発事業」の中間報告会(電通PR1名、NPO法人ねおす3名、NPO法人エコ・モビリティ サッポロ1名、北海道事務局(NPO法人北海道NPOサポートセンター)2名の計7名が参加)を開催しました。報告会では、本年度事業実施をしている“ねおす”、“エコ・モビリティ サッポロ”、北海道事務局が事業の経過を報告し、今後に向けて意見交換をしました。

ねおすは「医療・介護と自然体験活動の恊働プロジェクト」の事業経過を報告しました。ねおすでは、医師の助言や道内の高齢者対応の取り組みなどを参考にしながら、ネイチャーゲームを認知症予防に生かすプログラムづくりを進めています。今後は、ワーキング委員会や全体会議などを通じて、プログラムのシラバスが決められていくということです。発表したねおすの高木氏は、「ここまでやってきての感想は、場数を踏むことの大切さ。スタッフもそれで育ってきた。今後経験を生かして対処しきたい」とまとめ、参加者からは「順調にきている」という感想が出ました。
 エコ・モビリティ サッポロは、「ベロタクシーを生かした回想法」事業を報告しました。実際に運行したときに、利用者がいい笑顔を見せてくれたことが写真とともに報告され、参加者からも「利用者の笑顔がいい」「ベロタクシーというツールがいい」という声が上がりました。そして、料金設定や、高度なスキルが必要になるドライバーの研修、対象となる利用者の範囲など今後の課題と展望が述べられました。今後は、施設関係者を交えたミーティングや、来年度の運行に向けて歴史ポイントの調査が予定されています。
 報告会の最後に、参加者から「想像以上だった。」という声があり、今後の両団体への期待を伺わせました。

(地域コミュニティを活かした認知症啓発事業 北海道事務局)

エコ・モビリティ サッポロ「ベロタクシーを活用した回想法」事業ブログが開設されました。

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