外国人、京都観光「いいね!」 フェイスブックで10万人突破
フェイスブックに設けられた外国人向けの京都観光ページ インターネット交流サイト「フェイスブック」に設けられた外国人向けの京都観光ページで「いいね!」をクリックしたファンの数が10万人を突破した。
国内の観光地では首位といい、海外での京都人気をうかがわせる。
外国人観光客の呼び込みや国際会議の誘致に取り組む京都文化交流コンベンションビューロー(京都市中京区)が2010年9月、市とともに英語版の観光ページ「VisitKyoto」を開設した。京都在住外国人が執筆した旬の情報を中心に発信しており、画面上の「いいね!」を押すと、新しい情報が更新される度に自分のページに表示される。
2012年に利用が伸び、昨年12月9日に10万人を突破した。
京都文化交流コンベンションビューローによると、昨年12月時点でフランス・パリの約14万人、シンガポールの約12万人には及ばなかったが、英国・ロンドン(約9万6千人)や米国・ニューヨーク(約5万5千人)を上回った。
国内では広島県が約3万9千人、北海道は約2万9千人などで京都が抜き出ている。
京都のページに「いいね!」を押した国で最も多いのはフィリピンで約2万人だった。インド、ブラジルと続き、これまで京都を観光で訪れる人が少ない国が上位を占めた。
京都文化交流コンベンションビューローは「著しい経済発展で海外旅行を楽しむ余裕がある中間層が増える一方で、欧米に比べると京都観光の情報が少ない国が関心を示している。
新たな京都ファンとして将来の訪問につなげるような生きた情報を発信していきたい」としている。
【 2013年01月28日 14時30分 】
