大屋PANの学校 ・・パンといっても食べられません、スチールパンです

先日、井戸知事とのさわやかトーク(但馬県民局)、木彫作品見学を紹介させていただきましたが、今日もその養父市大屋町からのお話。(%王冠%)

今朝の神戸新聞を見てまして、はたと気づいたことがあったんですよ。「しまったしまったの島倉千代子」とあやうく口に出すところでした。(%ショボ男%)(%とんかち%)

先日、トークの後に木彫作品見学ということで、分散ギャラリー養蚕農家のなかを見て回ってますと、ふとこんなポスターに目がとまったんです。(下にある写真です)

「大屋PANの学校(おおやパンのがっこう)」と書いてあります。
芸術作品が飾ってあるギャラリーに、パン教室のポスター?なんかミスマッチですね。しかもあんまりおいしくなさそうですね、スチールパンって。ん?コンサート?・・・・
教養のある人ならおわかりでしょうか。スチールパンっていうのは楽器のことだったんですよ。(%ショック男%)(%雷%)
ラテン音楽を中心に広く使われている楽器で、ドラム缶の底の平面部をへこませ、たたいて音を出します。カリブ海に浮かぶ島国、トリニダード・ドコバでは「国民楽器」にもなっているそうです。(%ショック女%)(%音符1%)(%ショック男%)
19世紀半ば、ドラムを使った音楽を禁じられた黒人が、かわりに竹をいろんな長さに切ったやつをたたいて音を出していたんですが、しまいにはその使用も禁じられ、いろんな缶を叩いて表現していました。叩く場所によって音が違うことに気づき、改良が重ねられスチールパンになったそうです。へえー。(%音符1%)

前回のさわやかトークで紹介した画家の田中さんが、スチールパン奏者の山村誠一さんと親交があったことから、21年12月にはおおやホールにてコンサートが開かれたそうです。(%音符2%)

今回は、自分達で楽器を作っちゃいましょう、で、自分達で演奏してみましょう、という取組が3/14(日)に行われたんですよ。(事前に紹介、案内するつもりがころっと忘れていました。(%痛い男%))

で、4月からは「大屋PANの学校」として毎月活動を続けるそうです。(%ニコ男%)(%音符1%)(%ニコ女%)(%ニコ女%)(%音符2%)楽しそうですね。
申し込みは締め切っているそうですが、見学などは可能のようです。

私が新聞を見て「しまった」と叫んだ記事はこちら。神戸新聞(3/18)

ふるさと自立計画の担当者としてあちらこちらの地域にお邪魔しますが、村の方からよくお聞きするのは「こどもが少ない。若者が帰ってきてくれない。・・・etc」
確かにUターンしたくても地元に職場がないと厳しいでしょうし、医療、交通、教育、生活のしやすさ・・・が大きな要素です。ただ、まずは地域が魅力的かどうか、っていうのも大事だと思うんです。
今日紹介した「大屋PANの学校」ですが、音楽や芸術で心が豊かになれる、子ども達の笑顔が見られる・・・こうしたちいさな活動の積み重ねが地域の魅力を作り上げていくのではないか、そんな気がします。

くろ