恐竜化石を活かしたまちづくり

丹波市、篠山市にまたがる篠山層群では、平成18年から相次いで恐竜化石等が発掘されました。世界的にも希少な恐竜化石等の価値や意義、丹波の魅力を広く全国に情報発信しながら、地域が一体となった地域づくりを進めることが期待されます。このような趣旨から、2月26日(金)、かねてから準備が進められていた「たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会」の設立総会が開催されました。
Photo:大木豊・丹波市観光協会会長のあいさつ

会場の丹波の森公苑・多目的スペースには、加入52団体のうち41団体が集まり、設立準備委員会委員長(大木豊・丹波市観光協会長)の進行によって、規約案(事務局を兵庫丹波の森協会内に置くことを含む)、役員案、事業計画案、収支予算案などが承認され、協議会が正式発足しました。そのあと、会長の河合雅雄・丹波の森名誉公苑長、副会長の中瀬勲・丹波の森公苑長、顧問の内田貞雄・丹波県民局長からあいさつがありました。
Photo:河合雅雄会長のあいさつ

このあと、「丹波地域のファンである」と言われる、雑誌「大人組Kansai」副編集長の宮崎周文子(すずこ)さんから、「雑誌編集者から見る丹波地域の魅力」と題して記念講演(森岡武研究員との対話形式)をいただきました。宮崎さんは、「これからはモノが街に行く時代から、人が田舎に行く時代」「丹波で最近気になる動きとして、『集落丸山』、わが国最初の鹿肉料理専門店『無鹿』があげられる」と話されました。
Photo:宮崎周文子さんと森岡武研究員の対談

協議会の事業には、「プロジェクトの企画調整」「アドバイザー派遣事業」「人材育成事業」「情報発信・交流事業」などが予定されています。兵庫丹波の森協会は、事業者・NPOなどが中心になった主体的・自主的な運営がなされるよう、事務局としての役割を十分果たしていきたいと考えています。