懐かしき香りがした移動ペルー領事館

3月21日にたかとりコミュニティーセンター内で行われた移動ペルー領事館へ行ってまいりました。

 前に少しご紹介したNPOユース合宿で偶然出会った、多文化プロキューブの村上さんに誘われてボランティアとして、パスポートや身分証明書の申請に来られたペルー出身の日本に滞在している方々のサポートのために足を運んだわけですが、本当に様々な人たちとの出会いがあり感慨深い一日となりました。

 実は前日ほとんど睡眠江おとっておらず、早朝から電車に乗り現地に向かったので、正直最初はかなりグロッキーな感じでした。ついてみるともう沢山の人が集まっており、人の整理や付近に車を止めていないかの見周り等を任されましたが、そのうち少し体調が回復してくると(目が覚めてくると)、来ている人といろいろ話をし始めました。

 ペルーから来た人たちと会話をしていると、何か昔の雰囲気を思い出し、ひさしぶりにラテンの血が騒ぎました。スペインなどではビザの申請などを行う場では、かなり騒然とした感じとなり、騎馬隊等も出動したりすることもあるのですが、それと比べると日本におられるペルーの人たちは非常に行儀正しいイメージをもちました。ただ話を聞いてみると去年は今回よりはるかに多くの人が来て、手続きが出来ない人もいたそうなので、人数が少なかったということもあるかもしれません。ただその日も時折見せる人々の激しさや陽気さ、人懐っこさを見ると、じんわりと懐かしい気持ちになり、今同じ日本に住んでいて場所も共有しているということも含めて、何か共感するものも感じました。

 会話の中で、私は社会活動に携わっており、今NPOでも働いていて、教育問題委に興味があると伝えると、また何かあったら一緒に協力してやってみようかという人も何人かおり、思わぬところでつながりが出来るという収穫がありました。ちなみにNPOをスペイン語で言うとOrganización sin lucro propioとなりますが、スペインなどで非営利団体といえばまずONG(organización no gubernamental)、日本語で言うとNGO(日本語か?(~_~;))というのが一般的で、経験上あまりNPOという言葉はそれ程一般的ではないようです。NGOは非政府組織ですが、非営利(お金を稼がないという意味ではない)の性格をもっているところも多いのであながち遠い概念でもありませんが。

 山に幸あれ、いや何はともあれプロキューブの吉富さんやロクサナさんなど多くのスタッフの方々とも親交を深めることができ、優しくしていただいた上ペルーのお弁当などたくさんお土産に頂き、本当に皆さんに感謝感激東条英機です。

 さらにその後村上さんと飲み語り明かし、なかなか激しい一日でいたが、非常に楽しく有意義な時間を共に過ごし、明日に向かって戦うための力をいただきました。恐らくこの日出会った人たちとはまた何かの形で関わるんでないかな、と感じます。