皆さん、こんにちは!猛暑が続きますが、お元気でしょうか!

先日、神戸で若者による祖父母を含む5人殺傷事件がありました。私は実家に帰る時、何時も事件現場の近くを通るので関心を持っていたのですが、殺された祖父母は、殺した若者・孫の「ひきこもり」を嘆き、近隣の人に伝えていたとの報道を聞き、改めて関心をもちました。そして、若者の実のお母さんは「息子には何ら変わったことがなかった…」という報道にも。近くにいるお母さんが息子の状態・苦しみ(?)に気づかなかったとは思えません。失礼ながら、息子さんのことを「隠したかった」のかもしれませんね。
おっちゃんは「そのこと」に対して責めるとか犯人探しをする気持ちは毛頭なく、ただただ「残念だ!若者もご家族も、なぜ、我々おっちゃんのところに来てくれなかったのか」と、自分たちの力の無さを嘆くばかりです。
相談室を訪れる青年(軽度のひきこもり)といつも話すのですが、「ひきこもり」で怖いのは「切れたとき」のようです。「ひきこもり」は当事者にとって「それなりに落ち着ける状態・居場所」ですが、家族や社会などに対しては感情が常に張り詰めています。自己肯定、自己否定を繰り返し、プライドの高まりと犯人探し(?)、パラサイトへの憧れと疑問など、様々な心理状態・緊張に悩んでいるのです。この緊張のバランスが崩れることを「切れる」と呼んでいますが、先ほどの青年も含めて、おっちゃんは何かお手伝いしたいと願う気持ちが益々、強くなっています。最近の相談室の話題はそのこと(当事者やご家族を見つける。相談室に誘引するなど)で持ちきりです。
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梅雨が明けて、これから本格的な「暑い日」が続きますが、せめて心を冷やし、静かな毎日を過ごせるようお互いに努めましょう。