小規模集落サポーターズ懇談会…むら発、珠玉の名言たち

「1月は往ぬ、2月は逃げる」で早くも3月を迎えてしまいました(%痛い男%)。
そんな中、3月4日(金)に5人の小規模集落サポーターの皆さんに県庁にお越しいただき、「小規模集落サポーターズ懇談会」を行いました。
皆さんには早い方で5月、遅い方で8月から担当の集落に赴任していただきましたが、この3月末をもって任を終えていただくことになっているため、今年度の活動総括としてお集まりいただいたものです。

企画提案型コンペで委託事業者さんを募集しましたので、サポーターさんの活動内容も五者五様。
農作業を中心に行った方、地元活動団体の事務局のお手伝いや情報発信を中心に行った方もいれば、「とにかくそこに住む。そしてむらの中でコミュニケーションを図る」に徹した方も。

その中で印象に残った発言をいくつかご紹介します。
いずれも地域に身一つで飛び込み地道に活動いただいたからこそ出てくる珠玉の名言たちだと思います。
(%星%)一人暮らしのお年寄りは何より話し相手を求めている。お宅を訪問し、世間話やちょっとした愚痴でも耳を傾けるとすごく喜ばれた。
(%星%)自分が入ったことだけでは少子高齢化や耕作放棄地など集落の根本問題は何も変わらなかった。でも、そういったことに腐らず、何かやってみようと思うその時に備えてじっと地域力を維持しようと努力している住民の人たちが確かにいる。自分の活動も地域力を維持する一つの要素になっているはず、と大いに勇気づけられた。
(%星%)「自分がそこにいた」ということで集落の皆さんの話のだし、ネタ、いわば集落内コミュニケーションの潤滑剤になった。そのことで、むらのおばあちゃん達の目の輝きが着実に変わってきている。
(%星%)地元で農作業を教わりながら過ごし、深い人間関係を築いた。この仕事が縁で活動地区にIターンすることになった。
(%星%)外から来てアレコレを知りすぎていない自分を地域の皆さんが上手に使ってくれた。それが活動しやすかった理由だと思う。

1年という勤務期間についても、「活動期間としては短い」という声が多い中、「1年だからこそサポーターさんの応募もあった。任期がこれ以上長いと本当に覚悟が必要」という雇用主さん側からの意見も出され、なるほどと感じさせられました。

名残惜しいですが、短い方では任期も残り1週間ほどになりました。
5人の集落サポーターの皆さんが最後までお元気に活動できますように…そして今ここで芽生えてきている動きがこれから大きく花開きますように(%ニコ男%)。
私たちもサポーターさんが残してこられた成果を活かせるよう、頑張っていきたいと思います。

各サポーターさんのブログはこちらです。
かなご通信(佐用町金子の集落サポーター「かなごごー」さんのブログ)
やぶろぐ(養父市八鹿町八木の集落サポーター「はっちゃん」さんのブログ)
実山日和(香美町実山の集落サポーター大久保さんのブログ)
「薬王寺集落」のブログ(集落サポーターの藤田さんが情報発信しています)
「黒川集落」のブログ(集落サポーターの細川さんが情報発信しています)