復興への弾み、楯縫神社が県登録有形文化財に(養父市長野)

うれしいニュースです。
このほど、県登録有形文化財に、養父市長野地区の斎(いつき)神社にある「楯縫(たてぬい)神社本殿」が新たに登録されました。

この建物は江戸時代の宝暦10年(1760)年建立、地元の大工さんと三木の大工さんの技術協力のもとつくられ、壁の飾り板には猿や大黒、鶴などの彫刻がなされています。

以前ご報告したとおり、斎神社は昨年8月の豪雨による土砂崩れの影響で本殿など主要な建物が全て倒壊、唯一残ったのが今回指定の楯縫神社でした。
もともとこちらが本殿でしたが、昭和12年の本殿新築に伴い移築され、今回の災害を免れたとのことです。

この4月11日には、災害に負けず、養父神社から斎神社まで神輿がやってくる「お走り祭り」が例年どおり盛大に開催されました。

現在、本殿再建に向けて地元も動いているとのことですが、今回の文化財指定が復興への大きな弾みになればいいですね。