コウノトリの放鳥、感動しました!

10月31日(土)、豊岡市但東町の唐川地区に行きました。(%音符2%)

県立コウノトリの郷公園開園10周年を記念する式典(%王冠%)と記念シンポジウム(%星%)参加するのにあわせて、

当日は同地区から国の天然記念物に指定されているコウノトリが放鳥されるということで、いざ取材にGo〜!!
(※ちなみに、平成21年11月2日現在、コウノトリを自然に帰す活動の試験放鳥は、1501日目を迎えました(%ニコ男%)(%ニコ女%)(%ニコ男%))

この日は、朝からすんばらし〜い秋晴れ。「お天道様も、記念すべき放鳥の日をきっと喜んではんねやなぁ〜!」と感じました。
(%笑う男%)(%笑う女%)(%笑う男%)

午前10時すぎ、市町関係者、(財)日本野鳥の会の会長柳生博さん、福井県越前市の「コウノトリを呼び戻す農法部会」の関係者、そして地域住民、あわせて約300名が参加されて、セレモニーが始まりました。(%音符1%)(%ひよこ%)(%音符1%)

今回放鳥されるのは雄雌2羽で、雄は「川鳥(セント)くん(%ニヤ男%)」、雌は地区名の一部を使い「唐子(とうこ)ちゃん(%ニヤ女%)」と名づけられました。(%ハート%)(%ハート%)

同地区に住む方が命名されたそうで、柳生さんから授賞されました。おめでとう〜!

放鳥拠点にあるケージの網が静かに開放されると、2羽のコウノトリは「なんで(網が)開いたんや?」みたいに、初めはおとなしかったのですが、すぐに大空へと舞い上がりました。(%ペンギン%)(%涙%)(%ペンギン%)(%涙%)

参加者からは「おぉぉぉ〜〜!」という大きな歓声と拍手!(%ショック男%)(%ショック女%)(%ショック男%)(%ショック女%)

自分も元気に飛び立ったコウノトリを被写体に納めんっと、必死に飛ぶコウノトリをデジカメで追いかけました。2羽は、ゆっくり拠点の上空を2〜3度回り、遠くの山へ向けて飛んでいきました。

あっという間の出来事でしたが、コウノトリの放鳥は本当に感動しましたね。

たまに集落の上空で、ゆったりと飛んでいる「とんび」を見かけて、大きい鳥やなぁ〜と思っていましたが、コウノトリはそれと比較にならない大きさで、元気に羽ばたく姿は、他にたとえようもない雄飛でした。

当日午後からは、豊岡市民会館にて記念式典とシンポジウムが開催されました。参加者は600名以上。(%星%)満(%星%)員(%星%)御(%星%)礼

地域住民だけでなく、県内外から多くの方々が「人と自然の共生」について、強い関心があることが分かりました。

基調講演では、カナダ人で国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット所長、あん・まくどなるどさんのお話が興味深いものでした。

西洋と東洋における「自然」の考え方の違いや、積極的に進められているコウノトリの保護増殖・野生復帰に、地域住民が一丸となり「コウノトリが暮らしやすい環境づくり」力を入れられていることを、絶賛されていました。(%ニコ女%)(%音符1%)

シンポジウム最後に、野鳥の会会長柳生氏から直々にメッセージをもらいました。

コウノトリの野生復帰に地域の方々がみな親身に取り組んでいること、シンポジウムのテーマにもある「人と自然の共生できる地域づくり」に取り組む豊岡市民は、とても人なつっこくて、まさに私たちに「豊かな自然が、豊かな文化があるんだ」ということを伝えてくれる。

これから、この取組が世界中に広まって、豊岡市が日本の、いや世界のモデル地域になってほしいと、力強いエールがありました。

柳生氏は最後に、こうまとめてくれました。「たしかな未来は、懐かしい風景にある」と…。

取材で何度か集落を訪れると、初めての訪問なのに何だか懐かしい想いがします。きっと、遠い過去から脈々と受け継がれている@日本人のDNA@が、呼び覚まされているんでしょうかね〜。(%笑う男%)(%ニコ男%)(%笑う女%)(%ニコ女%)

懐かしい風景を残し、大切にしていきながら、これからの未来をともに考えていくというのは、間違いではないと思います。(%ひよこ%)(%ペンギン%)(%ひよこ%)(%ペンギン%)

放鳥されたコウノトリたちの存在が、これからも古里のシンボルであり続けることを願い、帰りに静かに佇む月が現れた円山川流域の写真を撮りました。コウノトリの姿を見かけることができますよ。