地名の由来を調べるシリーズ(熊波編)

熊波集落は、香美町の西部、矢田川の支流熊波川の中流域に位置し、国道9号線春来トンネル南から西に入ってすぐのところにあります。

 地名の由来は、「隈並」の当て字とされ、川の隅に集落が並んでいたことによると思われます。わたしゃ、てっきり「熊」に関係するんだと思ってました。

 記録には、室町時代、因幡国岩井庄(現鳥取県岩美町)の田地の売主として「いそう(射添)庄熊波入ゑ八郎左門」とあります。そのころから既に「熊波」だったんですね〜。

 天文年中(1532〜55)、北信濃の戦国大名「村上義清」の浪士溝口出羽政国と従者の諏訪源内は、宿梛神と諏訪大神を奉じて当地に住み、これらの諸神を大平神社に併祀したとのこと。
 熊波に「諏訪さん」が多いことと何か関係があるのかもしれませんね。

 大平神社では、現在でも10/9にお祭りが行われています。人が集まりにくいため、第○日曜とか決めて祭りをしているところが多いですが、毎年10/9に固定して伝統を守ってらっしゃるのは、すばらしいことだと思います。

 参考 : 兵庫県の地名(平凡社)
 角川日本地名大辞典「28 兵庫県」(角川書店)