今日は宍粟市の千町集落(旧一宮町)に行きました。標高600mに位置し、夏でもクーラーいらずなんですよ。千町には宍粟50名山のうち、千町ヶ峰や段ヶ峰など5つの山があります。「岩塊流」という氷河期にできたと言われる岩の連なりもあります。これは県下最大級のもののようです。

 3月に入りましたが、なんと、まだ雪が残っていました。

今日は、神戸山手大学の先生方と訪問しました。同学では「小規模集落元気作戦」の取り組みに賛同いただき、大学としても何か貢献できないか検討いただいています。
 まずは、現地に出向いて、集落の皆さんの生の声を聞くということでお出でいただきました。今日は千町、明日は金子・豊福(ともに佐用町)を訪問されます。

 「どんなムラにしたいか」という大学の問いに対し、区長は「活性化というが、それは経済的に豊かになることではない。住んでいる人が生きがい、楽しみを持つことだ。取り組みの始まりは小さいものでも、それが無理なく集落全体に広がっていくことが理想だ。」とおっしゃいました。

 失礼かもしれませんが、現状が画期的に変わるとは思われません。区長がおっしゃることは、「そこに住み続ける誇り、意義」ということにつながると思いますが、それがなくなると一気に元気はなくなると思います。
 
 50年後には、人口が半減するという話題も出ました。50年先を考えることは難しいですが、単発的なイベントの開催だけではなく、住民の皆さんが無理なく継続的に取り組めること、住み続ける意義というものを探す必要があります。
 
 そのためには、集落外の人の知恵も必要になってくるでしょう。同学もその一つだと思います。今日は意見交換だけでしたが、どう連携していくのか、これからの課題です。