熊野古道 外国人アテンド アメリカ人観光客

4月2日(木) (%晴れ%)

(%ニコ男%) 語り部: 西畑 栄治 

白浜空港で降り、レンタカーで紀州路を南下してきたお二人を串本町の橋杭公園でお迎えし、昼食。トルコ軍艦遭難など、外国との繋がりの深い串本の歴史を話す。

食後 那智の大門駐車場まで先導しました。大門坂の夫婦杉の所で記念写真。 大門坂を登り、那智大社、青岸渡寺、つつじの咲き乱れる小道を通って滝に。

4時を過ぎると急に肌寒くなってきたのに、お二人は滝と対峙すること10分。病弱の親の介護のこと、家庭のこと、仕事のことなど脳裏に去来して、しばし佇んでいるようでした。荘厳な滝を前にして、解説は必要ありません。教え子の土産店で温かいコヒーと甘夏をよばれました。

同じ道を引き返し、大門坂の入り口で、南方熊楠がかつて泊まったことのある大阪屋の末裔、久原先生から典型的な日本庭園を見せていただき、熊楠にまつわるお話を聞きました。 東京の喧騒と家族のことをしばし忘れて、ほとんど縁のなかった南紀の旅情に浸っているようでした。

写真: 那智の大滝と那智山青岸渡寺の三重の塔