今日は夕方から加美スクールがありました!!

非常に寒く、空気も冷たい中でしたが室内はやはり風もありませんし、ありがたい場所だと思います。とは言っても半袖や半パンで登場する子供が多いのは驚きでした(笑) やはり子供の肌は寒さに強いんですね!そんな元気なみんなと一緒に今日もがんばりました。残念ながら一人風邪で休みでしたが残りのメンバーで元気にがんばりました♪

スクール前にはゲームを行っていました。今回は少し外から見守る形にして一緒に参加はしませんでした。それぞれの意思でチームを選び、好きなほうへ入る形。それはすごく自然であり、大切な『選択』です。よく小学校の遊びの時間にやる時などは低学年だと『強いほうのチームに入りたがる』傾向があります。でも、それでは結局自分がボールを触れずに終わるなんて事多々あると思うのです。でも、こういう形で自然な判断に任せると自分がボールを触る為には上手な子の相手チームで自分から奪いに行くとか触りに行くという姿勢が見受けられました。

みんながうまくなりたいと思って参加している意思が伝わってうれしくなりました♪

スクールは今日もレベル10キャッチからスタートしていきました!

自分の出来る事を増やす。簡単そうで簡単ではない。同じ事をやるからこそ、失敗とどう向き合うか?をこだわらせたい。回数だけ、時間だけ、それをいくら重ねても出来ないものは出来ません。大事なのは、やっぱり中身をどのようにしていくか?なのでそこは低学年であろうと向き合わせたいと思います。闇雲に回数だけやるのではなく、今の自分がどうなのか?どこが良くないのか?というものが分かる、というのが『うまくなる為の条件』なのです。

今日も仲間とどんどん話をしながらやっていこう!と言いました。仲間とどのような会話が出来るか?も観察しているのですが、上達していく子の共通点は『自分だけの疑問の持ち方がある』のです。反対に、上達出来ない子の共通点が、『答えを教えてもらおうとする』のです。そこの差はものすごく大きいです。

誰に聞くか?よりも『何を聞くか?』ですね!

だから途中に子供にもその話をしたけど、『聞く』ってものすごく大事な事なのです。

それが出来るというのは、自分の分からない所を自分で知っている、って事ですから。

答えを聞こうとするのは自分がどこで詰まっているのか?分からないのか?に気付けないって事です。これが一番良くない『その場凌ぎ』です。大人もこういう『手出し・口出し』をついついしがちですが、それが一番子供にとって良くない事であると最近自分も痛感しています。変わってほしいと思う子がいるのに、なかなか変わってくれない・・・なんて事をジックリと考えた時に出したのがその答え。

結局、自分が先に手出しだったり、口出しをしてしまうからなんです。子供自身が気付いていない、困っていないと感じている時にしてしまうから子供は困惑してしまう・・・。そこに気付いた自分は必ず子供からの言葉を待つように、と今はずっと考えてやっています。

すると、やっぱりこのやり方のほうが子供からの言葉が増えてきます!

『コーチ!出来た!!』とか、

『こうですかね?』とか聞いてくれる。自分で聞いてくれる子は、こちらがするアドバイスも聞いてくれます。だから伝わる可能性も高くなる。こちらが『困っているだろう・・・』と予想してアドバイスをした事は実はほとんど伝わっていないという話。

その意味、最近本当に痛感しています。『転ばぬ先の杖』ではなく、『転んだ時の杖』みたいな存在になれたらいいな、と思っています。失敗も大事な経験!それをさせるのも自分の役目だと感じています。

だからこそ『失敗してもいいんだよ』って言葉だけじゃない雰囲気が大事になってくると思う。どんどんチャレンジをするという事がまずは大事。そして、その失敗と向き合わせるのが大事。この流れを作る事が出来た子はうまくいかない時も楽しめるようになるのです。そこが目指す所です!

一人一個のボールと出来るだけ多くの時間を持つ。

それによって、各自が自分の世界に入ってボールを触れるようになっています。こちらのやりたい事をやらせるのではなく、自分のやりたい事をやる。基本はそこだと思うから、あまり『こうしなさい!』と強要はしません。周りが観ると『きちんとみんなで揃えさせてよ!』と思うかも知れないけど、そのバラバラこそが『個性』だと思う部分であり、本来一番尊重しないといけない部分だと思うのです。

自分も堅苦しい指導をしている時は、一糸乱れぬ形でやる事が良い事だと思っていました。でも、そうではなく一人一人のタイミングなどもある事を大前提に持たないと、そんな余裕が指導をする側になくて、子供が『自由を楽しめる』ようにはならないと思うのです。

目的は『自分がなりたい選手を目指す』事。こちらが主導になって『こうしてほしい』を実現させる場所ではありません。自分のペースだからこそ、自分の行動に責任を持つ。それをこれからも意識してやっていきたいと思います。