今日はエリート塾の日でした(%笑う男%)(%音符2%)
雨でグランドも使えずに室内での活動となったので、この機会にまた大切な事を伝える事にしました(%笑う男%) 今自分が取り組んでいるこのエリート塾では子供達が『当たり前』だと思っている事の本質を考えさせるようにしています。例えば、大きく言うと『サッカーって何??』と聞かれた時にどれだけ答えられるでしょうか?言葉は知っていても意味を知らないという事はたくさんあると思うし、今日はその一つをみんなで勉強するようにしました(%笑う男%)(%音符2%)
そもそもサッカーそのものが、生きていく為に大切なものを学ぶ手段になっているのですが今日はさらにそのサッカーをする手段になる『コミュニケーション』について一緒に考えました(%笑う男%)(%音符2%)
自分もこの大切さは先週一週間コーチ研修に言った際に、初対面の人達ばかりで集まった時に実感したし素晴らしい人ばかりが集まっていたのですぐに打ち解けられた事が経験にあるのでこのエリート塾のメンバーにもそういう大切さを理解してほしいと思いました。
まずはコミュニケーションが必要な意味を話して、その後にコミュニケーションと言っても大きく3つに分けて①対話能力②説明能力③分析能力がいる事を説明し、一つずつみんなにも練習をしてもらいました(%ニヤ男%)(%音符1%)
まずは最初の対話能力ですが、ここでは対話という事で相手と話をする際に自分の考えを伝えるのはもちろんですが、『質問をされないように』答える力が大切であると言いました。例えば『夏は好きですか?』と聞かれた時に、『好きです』と言うだけでは『誰が?どうして?』など質問をされますよね?そういうのをさせない答えを言えるように、という事で練習をやりました。この力は、サッカーの試合でもコーチが『今のはどうしたかったの??』と聞いた時などに、『相手が○○だから○○しようとしたかったんです』などと答えられるとお互いに納得出来るけど、どちらかが一方的(ほとんどはコーチだと思いますが・・・)になるとどうしても『やらされた感』が残ってしまうものです・・・。サッカーをやるのは自分で、プレーを選択する権利も自分にしかないのですから自分で考え、自分で判断出来る選手になれるようにこういう考える力がまずは必要だと考えます(%笑う男%)
二つ目の説明能力という事では、国旗を用意して『この国旗を説明してください』と子供に振りました(%笑う男%)
見えているものですから、『見たら分かるやん!』と子供の大半は思ったに違いありませんが、そうやって見えているものをきちんと説明出来るかどうか?も大切な能力です。ここでも説明が終わった後に相手から質問をされないぐらい納得させられるかどうか?がしっかりと出来たかどうか?になると思います(%ニヤ男%) 最初の国旗は2人組で一人が見て伝達する方法をして、次は一人(今回は有延 快斗くん)に説明してもらった言葉だけを聞いてみんなに書いてもらうようにしました。快斗くんは伝える難しさを実感したと思うし、これはサッカーをやる上でも同じだと思います。自分がパスを欲しいタイミングを伝える時に、『何故?』という事をきちんと説明出来ずに『だってボール触りたかったから・・・・』なんて曖昧な答えではチームの為にプレーを出来ません。やっぱりパスを受ける意味を持って要求する事で、『今のは俺がフリーで得点出来そうやったからパス欲しかった』と説明出来るはずです。
こうやって考えてみても、普段からのみんなの言葉がいかに『横着』であり『不足』しているかよく分かったと思います(%ニヤ男%)(%涙%)
最後は分析能力という事で、今度は違う絵を見てもらいました(%笑う男%)(%音符2%)
ショッピングセンターの絵を見てもらい、『季節はいつ?』『この日は何曜日かな?』という質問をしました(%笑う男%) 正解を聞いているのではなく『自分で分析した結果』を聞きたかった訳で今日の場合は絵に出ている全員が長袖の服だった事から『秋もしくは冬の寒い時期』という事は推測出来ます。また曜日のほうは、人が非常に多く家族が多かったりしたので土日の休日であろうと推測出来ました。こういう『情報』を元に『結論を出す』事を分析と言いますが、これもサッカーで相手チームを見て『システムは?』『どちら利き??』『足の速さは?体格は?』などを分析する事で対応の仕方を考えたりする事が出来ます。それをコーチに任せてしまうと結局は試合自体をやらされてしまう結果になるという事です。コーチが選手の為にたくさんのデータを集めたりするのは良い事ではあるけれど、それを自分だけで分析するのではなくプレーをする選手が分析するからこそ意味が出てくるのです。
自分で考えるという事の意味、そして論拠によって証明する力!それを一人一人が持つ事で『コミュニケーション』が取れるという事です(%笑う男%)
子供は簡単に『コミュニケーションを取る!』なんて言葉を言いますが、その本質を表現する為にはここまでやっていかないといけないという事を今日は理解してくれたと思います。今までの自分達のコミュニケーションは結局どちらか一方の言い分だけで成り立っているもので、本当のコミュニケーションではありません。試合になればしゃべる子、しゃべらない子がいるのも、理解をしていないからです(%笑う男%) 全員がこの大切さを理解した時にはしゃべる事の中身、意味が自然と分かってくると思うし、それを引き出すのがコーチの役目だと思っています。主将の言葉が絶対なのか?そうではなく、納得出来る中身だからきちんと聞けるようになってほしい。
監督、コーチ、主将、年上という『肩書き』があるから意見を聞くという関係性が強いのが日本人の文化とも言えるけど、サッカーではその概念を取り除き、自分が信じられる事を信じるようになってほしいし、その為に自分自身がたくさん情報を得る努力をしたり、考える力を持ってほしいのです。
人の言う事を聞くのは一番簡単で、一番楽で、一番何も残らないのです。
自分で考え、自分で選び、自分で結果を出すまできちんと責任を持てる人間になりましょう(%笑う男%)(%音符1%)