各年代を見て・・・ 11月21日

昨日は3つの年代を指導出来る、体には少々きついながらも多くを感じる日でもありました。3つの年代(5歳児・小学生・中学生)を指導していると、中学生は小学生を経て大きくなるし、小学生も5歳児を経て大きくなっている・・・この当たり前の事を直接関わる事でその大切さ、『過程』の大事さを実感します。。。。

最初はみんなが出来ない。リフティング・・・5歳児に10回やれ!と言っても、サッカーが好きな子でも一日かかっても出来ないと思う。でも、小学生にやれ!と言えば好きな子なら出来てしまう。少し時間がかかっても・・・。子供を見ていていつもすごいと思う事の中に『対応力』がある。大人になるにつれて自分で考える力がつくと同時に、聞き入れにくくなる傾向もあるのでなかなか素直には受け入れなくなる。でも、子供は教える大人が一番正しいと信じてくれる。だから聞いてくれるし、やろうとする事がすぐに出来る。理解させるのは一番難しいのは子供。しかも年齢が下がる程、説明は大変になる。伝えるのに難しいと思う。

でも、理解はするけど、実行出来なくなるのが大人(%ショボ男%) 頭では分かっても体が動かなくなる・・・と思えば、やはり大人にサッカーを教えても成果って正直難しいと思う。もちろん大人にもよるけど、全くサッカーした事がない人がある程度出来るようになるのは当然あるけど、やはりサッカーボールは小さい頃にどれだけ触っているかで、大きく違いは出てくる。

今、自分はキッズ、小学生、ファルコ、アミーゴ、と様々な年代を見ているし、直接関わっている。だから、どの年代で何をしないといけないか?どこまで出来るものなのか?を多く発見出来るようになった!大人だから出来る事、大人だから出来ない事。小学生だから・・・キッズだから・・・中学生だから・・・・同じように出来る事、出来ない事がある。それは年代による発育にも影響するもので、個々の考え方にもよりますが・・・。

出来ないから・・・どうする??と質問になった時に、キッズ、そして小学生のサッカーを習っていない子は、『面白くない』となる。興味を失ったらうまくなるどころかサッカー自体から離れてしまう・・・(%ショボ男%) そうすると、『楽しい』と思わせる事がまずは一番の入り口となる(%ニコ男%) そして、興味を持った事で、いろんなプレーをやってみたい、やってみようと思うようになる。そこから初めて『練習』が出来る(%笑う男%) 興味だけあるぐらいの子に、いきなり練習をやって面白いと感じる子はほとんどいないだろう・・・。やはり最初は、『蹴る』『動き回る』『シュートする』など、本当に単純な事がきっかけで始まるものだろうし。

そういうきっかけ作りをしているのが今のスクールです(%笑う男%) だからサッカーの練習なんてほとんどしていないし、実際にサッカーを習っていない子もスクールには来てくれている。ありがたい事だし、スクールの価値だと思う(%笑う男%) そして、スクールも一学期の間はなるべく遊びを多くして、サッカーというものに興味を持ってもらってから『うまくなっていく事の喜び』へと二学期は変えていく。少し技術的な事もやってもらったりする。最初はみんな『出来へんわ〜』(%痛い男%) と言う。そう言ってる子がその日に出来たり、次に出来たりする(笑) 小学生とはそういう年代なんだ。言葉ではすぐに否定をする。『無理』『出来へん』『あかんわ』と。。。この言葉はスクールでは聞き飽きるぐらいに聞いた。でも、そう言ってる子が辞めるか?と思えば絶対に辞めない。そう言ってる子に限って実は家で一番ボールを触っていたりする(%笑う男%) 無理って言葉は子供の照れ隠しの一つの手段なんですね(%笑う男%) 実際スクールでは、無理って言いながら本当にやらない子は一人もいないですから(%笑う男%)

今、自分は『コーチ』という一つのくくりの中でも、年代をまたがって見ている事で、同じ指導でも、『きっかけ作り』『上達させる』『質にこだわる』と、内容を変えないといけない事をやらないといけない事に気付いた。一つの年代のスペシャリストもすごいと思うけど、こういう風に長く子供と関わる事で、大切なものも見えてくる。子供が変わるきっかけ、瞬間を見る事もあるし(%笑う男%)

キッズには、出来る子、出来ない子、を出さないように工夫をして、『みんなやれば出来る』事を最大のテーマとしないといけない!70名もいる子供みんなが楽しいと思ってくれるだけの事をしようと思うと、なかなか難しいものです。でも、子供同様に自分が無理だと諦めたらそれで終わりだし、追求しながらもっといい方法を見つけたいと思う(%笑う男%) スクールでは、技術的にトレセンレベルの子もいれば初心者もいる。そこでもみんなが自分なりの楽しみを見つけてくれるようにしないといけない。ファルコは、みんなが選んで入ってくれた場所だから、それなりの『各自の責任』を要求したい。うまくなる為に入ってくれているのだから、キッズやスクールとは違うし、みんな自身が気持ちを持って取り組まないといけない。中学生やアミーゴはそういう責任が各自に伴うと思っている。

出来ないから楽しめない・・・→キッズ

出来ない事でもがんばってやってみる→小学生

出来ない事を出来るようにしていく→中学生

出来る事で勝負する→アミーゴ

と、こんな感じだと思う。だから、自分はどう関わっていくのか?です!見えてきました。どうするべきか、が。。。これが100%正しいとは思わないけど、経験を持って見てきただけに100%間違ってもいないと思う。

みんな同じサッカーなのに、言葉にまとめても大きな違いが出てきます。だけど、階段を一歩一歩登っていく事は必要な事です。一気にエレベーターを使おうとする人間は大事なものを見落としていくのです。コツコツと一歩一歩進んでいけば、その場では見えていない大事なものが後になって見える、分かるのです。後悔しないように!と中学生には口すっぱく言ってるけど、それってなかなか出来ないのも分かっています。後悔せずにやりきるって並大抵の事ではないですから・・・。それでも、指導者としては全力を求め、その子の成果を求めます!引き出すように努力をし、気付いてもらうように努力をします。

5歳児から30歳を越えるサッカー仲間と一緒にいられる事が幸せだと思える自分だからこそ、これからもこの地域に、何かを伝えていきたいと思っています(%笑う男%) サッカーを通して多くの事がきっと伝えられると思うので、がんばっていきたいです(%笑う男%)